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ママ向けコーチングとの出合い

麻莉子さんがコーチングに出合ったのは3年前。当時は聡さんの転勤でシンガポールに暮らしており、麻莉子さんは専業主婦だった。子宝にも恵まれ満ち足りた生活を送っていたが、将来を見据えて何かスキルを習得しようと、イチから学び始めたのだとか。
麻莉子さん「日本にいたときはラジオのパーソナリティやテレビのお仕事、司会業などもさせていただいていましたが、シンガポールへの移住によって続けることが難しくなってしまった。そこで、どこへ行っても通用するようなスキルを身につけたいと思ったんです」。
しかし、なぜコーチングだったのか?
麻莉子さん「シンガポールで私に起こった最も大きな変化は、母親になったこと。そこで、育児に役立つような何かを得たいと思っていました。そんなとき、ママ向けのコーチングというものがあることを知って、ぜひやってみようと。コーチングを通じて親子のコミュニケーションを深めたり、子供の自己肯定感を育てたりするもので、育児のストレス軽減にもつながります。幸い、私自身は子育てに関して大きな苦労はありませんでしたが、周囲には深く悩み、辛そうな人もいる。そんなママたちの手助けをしたいという思いもありました」。
聡さん「最初に話を聞いたときは正直、『コーチングって何? そんなのやらなくても、うまくいってるじゃん』と思いました。でも、今はうまくいっているけど、いつか子供の気持ちが分からなくなるときがくるかもしれない。そこでコーチングが役に立つんじゃないかと。そんな妻の考えに納得し、協力しようと決めたんです」。
お互いの思いを確認しながら質問に答えるふたり。仲の良さが伝わってくる。


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