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2018.04.15

時計

質と薄さの両立に感動! 控えめながら異彩を放つ名門の新作時計たち

2018年1月にジュネーブで開催されたSIHH(国際高級時計見本市)。そこで発表された新作の数々から、今シーズンの傾向や注目すべきポイントが見えてきた。
オーシャンズでは、気になったキーワードをもとにオススメの一本を7回にわたって紹介。
今回は、新作ひしめく会場内で、控えめながら確かな存在感を発揮していた小さく薄いヤツら。
 

守備範囲を広げるスタイリッシュな現代的モデル

PANERAI
パネライ/ルミノール ドゥエ 3デイズ オートマティック アッチャイオ-38MM

SSケース、38㎜径、自動巻き。67万円/オフィチーネ パネライ 0120-18-7110
一昨年に登場した「ルミノール ドゥエ」は、それまでブランドの持つマッシブなデザインを踏襲しつつ、現代のライフスタイルに合わせた薄型ケースで視線を集めた。

今年の新作としては、ブランド最小の38㎜幅のケースが登場。スタイリッシュな白文字盤とブルーインデックスの組み合わせに加え、クイックリリース式のストラップは簡単に付け替えられ、フォーマルシーンにも守備範囲を広げる。
 

単なる復刻とは一線を画すトップランナーの矜持

AUDEMARS PIGUET
オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク・“ジャンボ”・エクストラ シン

チタンケース、39㎜幅、自動巻き。365万円/オーデマ ピゲ ジャパン 03-6830-0000

ラグジュアリースポーツウォッチの歴史は1972年に誕生したロイヤルオークから始まったといえよう。その初代モデルと同じムーブメントを搭載し、ドレッシーな2針のスタイルで当時の先進を伝える。新たな素材のコンビネーションも、トップランナーであり続ける矜持だ。
 

控えめなケースにスポーティな時代感を凝縮する

GIRARD-PERREGAUX
ジラール・ペルゴ/ロレアート 38㎜ クロノグラフ

SSケース、38㎜径、自動巻き。145万円/ソーウインド ジャパン 03-5211-1791
昨年のデザインとムーブメントの進化により、ブランドの新たな顔になったシリーズに、待望のクロノグラフがお目見えした。メンズクロノグラフでは数少ない小ぶりなケース径ながらビジュアルは力強い存在感に溢れた、名作「ロレアート」の新たなスタイルを提案する1本だ。
 

極薄技術の先駆者が世界記録を更新

PIAGET
ピアジェ/「アルティプラノ」アルティメート・オートマティック

K18WGケース、41㎜径、自動巻き。325万円[予価]/ピアジェ 0120-73-1874
極薄技術の端緒となった手巻きムーブメント9Pの伝統を受け継ぎ、自動巻き時計の世界最薄記録を更新。

ムーブメントの地板とケースの裏蓋を一体化し、その周縁に巻き上げの回転ローターを配したペリフェラル構造にすることで、ケース厚を4.3㎜に収めた。6月以降発売予定。
 
インパクトを持って主張するというよりは、馴染みながらそこはかとなく佇んでいる感じ。ただ、クオリティは高水準をしっかりキープしている。その技術力がまた素晴らしいじゃないの。


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