特集「男はどうして旅に出るのか?」
いよいよ春到来、ゴールデンウィーク(GW)に向けての行楽シーズンがやってくる。今年はどこへ出かけようか、だれと楽しもうか、思い立った瞬間から旅の始まり。今回は過去に行った絶景スポットについてアンケート調査。オーシャンズ読者の皆さまからの投稿写真も交えてご紹介!(ご応募頂いた皆さま、誠にありがとうございました!)
旅先で息を呑むような美しい光景に出会うと、思わずシャッターを切りたくなる。有名どころはもちろん、中には知る人ぞ知る国内外の絶景スポットがあるかもしれない。
そこで、ここ5年で見た最も思い出深かった場所について20〜40代117人にアンケート調査を実施!(協力:Fastask) 同時にオーシャンズファンから寄せられた写真をピックアップ。男心に刺さったスポットをご紹介しよう。
まずは、地域・国別での統計をまとめてみると、次のような結果となった。
■ここ5年で見た最も思い出深かった場所(地域・国別)
1位 九州・沖縄地方 17.9%
2位 近畿地方 16.2%
3位 北海道 12.0%
4位 中部地方 11.1%
5位 アメリカ 10.3%
6位 関東地方 9.4%
7位 九州地方 8.5%
8位 中国地方 7.7%
9位 東北地方 3.4%
9位 フランス 3.4%
「九州・沖縄地方」が堂々1位。大自然を感じられる場所が多く、これには納得。2位に京都や兵庫、大阪といった観光地の多い「近畿地方」、3位に「北海道」が続く。海外で最も多かったのは「アメリカ」。とくにハワイやグアムといったリゾート中心に支持を得ている。
では、具体的にどんな場所が? 特に注目すべき点に関して、3地域をピックアップしてお届けしよう。
【九州・沖縄地方】綺麗な海・山。深い青に包まれる感動がここにある
地域別でトップだった「九州・沖縄地方」。沖縄のスポットとして挙がったのは、「宮古島」「石垣島」などの離島のほか、本島から車で行くこともできる「古宇利島」。
やはり「青い空と海に感動した」(36歳)、「海が、きれいだった」(39歳)と、海の美しさを挙げる人が続々と。ダイビングをした男性は「まるで水槽の中を泳いでいるような透明感で自然の中の熱帯魚が見られたりして家族で感動した」(35歳)と、その透明度に驚いていた。
一方、九州地方では大分県の「湯布院」「別府」などの温泉地を挙げる人が多かった。さらに熊本県・阿蘇山について「青い空と緑の山地が続き、日本とは思えないほどのスケール感があった」(38歳)とのコメントや、美しい滝が間近で見られる大分県・高千穂については「ボートでのんびりと美しい自然を見られた」(37歳)という声。さらには「屋久島」を挙げ、自然の神秘を感じたという人もいた。
【北海道】自然と文化。広大な大地で堪能する開放感はたまらない
都道府県単体では、トップの得票率だった「北海道」。大自然と文化的な景観、両面から感銘を受ける人が多いようだ。日本3大夜景のひとつとして知られる「函館」については、「夜景が綺麗に見えた」(36歳)という意見のほか、五稜郭などの史跡をはじめ、赤レンガ倉庫やハリストス正教会などが立ち並ぶモダンな景観に「街並みに風情があった」(42歳)、「綺麗な街並み」(35歳)などと感動の声が寄せられた。
もちろん、「北海道の十勝平野の広大な畑を見て、こんなに広大なところが国内にあるとは信じられなかった」(39歳)、「知床。とても日本とは思えない風景で自然の雄大さを味わえる」(43歳)、「北海道 岩見沢。1年に一度、大自然の中で気ままに過ごす野外フェスは外せません」(28歳)と大自然を満喫したという人も。やはりそのスケールの大きさから得られる感動はひとしおのよう。
【アメリカ】日本人の心に最も近い国。定番のハワイやヨセミテの素晴らしさたるや……!
海外でダントツに得票数を稼いだ絶景スポットは「アメリカ」。中でもやはり、ハワイの人気は高い。沖縄同様、「海が綺麗」(38歳)と美しい海に魅了されたというコメントが目立つ。また「イルカとともに泳いだ」(39歳)、「ハワイ最終日、パーフェクトなコンディションでパイプラインのチューブから見えた景色が最高だった」とアクティビティを楽しみながら、絶景を味わったという人も。ド定番の観光地はやはり、一度は体験すべきスポットのひとつと言えそうだ。
そんななか、編集部を唸らせた投稿写真がこちら。
アメリカ・カリフォルニア州にある「ヨセミテ国立公園」に、夫婦でトレッキングに出かけたという男性(41歳)が撮影したこの風景!
目の前には、丸みを帯びた巨大な「ハーフドーム」が青空を突き刺すようにそびえ立っている。アップル創始者のスティーブ・ジョブスが結婚式を挙げたことでも有名なヨセミテ。その素晴らしい絶景は、人生に大きな変化を与えてくれるものに違いない。
オーシャンズファンの皆さんから寄せられたさまざまな絶景ポイント。このGW、カメラ片手にぜひ実際に自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。
文=フジアマネ