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2018.04.23

和室、風呂有り、デザイナーズ、家電付き……これ全部、クルマのこと

見つけた! 僕らの乗りたいキャンピングカー vol.3
キャンピングカーのある暮らしは、アクティブ派の憧れのひとつ。それを憧れのままにしないためにどうするか。いくつかの選択肢を「ジャパン キャンピングカーショー 2018」で見つけてきた。キャンピングカーは今、“自分のスタイル”に合わせて選ぶ時代なのだ!
>前回の「見つけた! 僕らの乗りたいキャンピングカー」を見る
住まいと同じ側面を持つキャンピングカー、でも実際は住まいのように自分の好みに合わせて自由に空間を作るなんて無理でしょ?  
そんなイメージを持ってしまっているあなたへ、和室、風呂有り、デザイナーズ、家具家電付き……。住まいと見紛う4台の最新キャンピングカー&トレーラーを紹介しよう。
 

1台目:寝るのも起きるのも「畳の上じゃないと」というあなたへ

「SINOBI」と名付けられた日本特種ボディー社(048-970-1370)が販売するこちら。いすゞのエルフ1.5tをベース開発され、外観は普通のキャンピングカー。
キャンピングカーには一見不釣り合いな「和室」という条件を組み合わせてみると、都会の喧騒から静寂の竹林へと乗り出して、利休のように狭い和室で茶を点てる、なんて楽しみ方をしたくなるキャンピングカーが出来上がる。
SINOBIの内部。畳に障子、掘りごたつに襖など、内装は“和室”そのもの。しかし奥の襖を開けるとモダンなキッチンが。実はこれ、完全オーダーメイドなので、何なら“洋室”にもできる。
あるいはキャンピングカーの掘りごたつに入ってミカンを食べながら年末の紅白歌合戦を見て、年が変わったら駐車場から3秒で初詣のお寺に到着。など、ささいな日本人らしい楽しみが、コイツと一緒だとやけに新鮮に感じられるかもしれない。
 

2:風呂好きも唸らせる風呂付き。というか“風呂のみ”

ここ数年ファッションや音楽で注目されている’90年代リバイバルと、流行中のグランピングも掛け合わせて、バブリーなジャグジー1点張りというキャンピングトレーラーも。
「ルーメット」198万円〜/クロコアートファクトリー 042-780-1440 ※内装は一例

大人3人がゆったり入れるサイズの“ジャグジーのみ”の「ルーメット」。照明の色が緑や紫と艶やかに切り替わり、浴室テレビも備わるなど一見「バブル時代を再現」に思えるが、実は当初の開発目的は災害時のお風呂問題を解決するためとのこと……想像の斜め上を行くことも大切ということか。
ホームパーティでカニエ・ウエストのように使うにしても、またはお気に入りのポイントまで走らせて絶景を眺める露天風呂のように使うにしても、もしくは開発当初の目的に使うにしても、心に潤いを与えてくれることは、間違いなさそうだ。
 

3:もはやどこまでも離れる「離れ」。家にしか見えないデザイナーズトレーラー。

デザインに徹底的にこだわるなら、デザイナーズ住宅のようなキャンピングカーなんてどうだろう。
こちらの「LSL(Low Seating Life)」は、インテリアデザインなどを手掛けるデザイナーの寺原芳彦氏が「イサム・ノグチの自邸」をヒントに設計したキャンピングトレーラーだ。
まるで一軒家のLDKのように広々とした空間。これ、トレーラーの内装なんです。室内の照明はもちろんイサム・ノグチを採用し、床は光による陰影を楽しめるようにと、わざとデコボコに加工されている。
「LSL(Low Seating Life)」全長8.26×全幅2.5×地上高3.6m/ルクラ 0532-64-8671
全長8mを超える大きさだから、もはやちょっとした小型住宅。実際、こうした大きなトレーラーを自宅の敷地内において、出かけないときは「離れ」として使う人も多いんだとか。
 

4:「リーフ」有する日産だからできた贅沢すぎる“家電付き”

日産がリーフなどで培ったEVの技術を使って作ったのがこのキャンピングカー。大容量のリチウムイオン電池を積んでいるから、クルマ用ではなく、通常電気を使いすぎてクルマでは到底使えない「家電」が使えるのが特徴だ。
「NV350キャラバンDX(全長5230×全幅1880×全高2285mm)」がベース/日産自動車 0120-315-232
例えばエアコン。ミニバンやワンボックスベースのキャンピングカーは、たいていクルマにもともと装備されているものを使うのだけれど、こちらは家庭用と同じものをビルドイン。このクルマなら年中どこでも自宅並みの快適さを得られるってわけだ。
家庭用のエアコンにIHクッキングヒーター、電子レンジに冷蔵庫、液晶テレビと自宅と同等の設備を自由に使える。
普段使いもラクラクな車両サイズだし、これ一台でキャンプはもちろん、長距離ドライブや暑い夏のドライブでも、車中はいつでもをオアシス状態で過ごせそうだ。
 
あれもこれも欲張るのは悪いことじゃない。でも、コストにサイズにとどうせ限られた条件の中なのであれば、思い切って一番好きなことにギュッと絞ってみると、日常の延長的なクルマではなく、こんな楽しい“非日常”が手に入るかも。
 
取材協力=ジャパン キャンピングカー ショー 2018
取材・文=ぴえいる


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