ぼくらはデニムが好きだ。それは何も服に限ったことじゃない。だからここでは、デニムの生地を使ったインテリアを紹介する。
唯一無二の生地感と、濃淡で無限に広がるブルーのカラーパレットで作られたアイテムは、家の印象をグッと洒落た印象に“キメて”くれる最高の相棒になるのだ。
愛してやまないデニムと一緒に「暮らす」生活、始めませんか?
「バッシュ」のランドリーバッグ
アメリカ映画に登場するようなガソリンスタンドのユニフォームがモチーフ。縫製後、ワンウォッシュした岡山デニムとアイアンフレームの組み合わせが武骨だ。
「カーミットチェア」×「AMEホリデリック」×「アイアンハート」の折りたたみイス
折りたたみ式の木製チェアの上からバイカーズブランド、アイアンハートが作る日本製デニムを張ったコラボモデル。
「間合」のソファ&シェルフ
ソファとシェルフを組み合わせた家具ブランド、間合。広島の篠原テキスタイルの備後デニムを使用し、ムラ感のある深い表情に。
「H.R.リメイク」のぬいぐるみ
好事家に高く支持されるオリジナルのデニム生地をカメのぬいぐるみに。腹の部分には、セルビッジのヘリがわかるポケットを装備。縁起の良い親子亀がモチーフ。
「デニュウド」のオットマンチェア
デニムの老舗ブランド、ボブソンと家具メーカーのすえ木工。岡山県を拠点とする両者がコラボした新ブランド、デニュウド。こちらのオットマンチェアは、インディゴの色移りを抑える加工を施し、撥水性もキープ。
「ビッグジョン」のラグ
ジーンズを解体して、パッチワークでリメイク。リベットやステッチのディテールや色落ち加工が、リビングをアートな雰囲気に。裏地付きの中綿仕立てでフローリングを傷つけない。
「ジャック&マリー」のティッシュカバー
想像上のカップルがお洒落にクルマでお出かけするなら……。そんなコンセプトの新ブランドがユーズドデニムでティッシュカバーを作成。ハトメにループをつけて、車内にも装備できる仕様に。
「ムー」のオブジェ
アーティスト、ムーが作るサボテンのオブジェ。古着のデニムを解体して手作業で縫い合わせリメイクした。植木鉢にも柿渋染めを施した味わい深い布帛を使用した、クラフツマンシップの象徴だ。
「リー」のウォールポケットチェア
左綾織りのリジッドデニムに、お馴染みのU字形ピスポケットを9個装備。実際のデニムに付くものよりもやや大きめだ。ちなみにポケットの「レイジーS」はステッチではなくプリント。
蜂谷晢実=写真 伊藤良輔=スタイリング