レコード→CD、ワープロ→パソコン、黒電話→スマホ。アナログからデジタルへの過渡期をくぐってきた。
だから我々は動作の一つひとつがどこか儀式的で心落ち着くアナログの味わいも、超ハイテク機器の便利さも知っている。
つまり、生活にはアナログもデジタルも必要だから、どっちも欲しいってことで。
「ボリンジャーモーターズ」の電気自動車
軍用車かと見紛う武骨な面構えに、心がザワつかないオッサンはいないだろう。それでいて2基の電気モーターを搭載した四輪駆動の電動車というから驚きだ。最大出力360hp、最大トルク640Nmでゼロから約93㎞の加速は4.5秒とパワフル。しかもガソリン等価換算燃費は約28.7㎞/ℓと、見た目によらぬ節約家。カクカクした潔いデザインと、想像を超えたハイテク技術の融合。これこそ男の夢だぜ!
「ランドロイド」の洗濯物たたみ機
家事のなかで、最も面倒臭いとさえいわれる「洗濯物たたみ」。実感する御仁も多かろう。こちらは、それを全自動で行ってくれるウルトラロボット。衣類を下部に投入し、本体中央のサークル・インターフェイスを回せば、画像解析、人工知能AI、ロボティクスといった先端技術を駆使し、勝手に衣類を広げて、たたんで、仕分け、積み上げまで完了。スゴイ。
ヴィンテージのラジカセ
お気に入りの曲をカセットテープにダビングしまくった若かりし頃。往時を彷彿させるラジカセに今、多くの大人が反応しているとか。で、ラジカセといえばビクター。音の迫力はピカいちだったと思う。眺めているだけでも愛着が湧く。担いだり、なんてしないよもちろん。
「稲藁工房」の藁筆
藁筆作家、東明美による筆は、藁を撚り、毛先を丹念に梳いて作られたもの。握ったときのゴツゴツした感触もなんだか良くて、つい使いたくなる。
「PFS」のメールボックス、ポール
かつての青春群像劇にでも出てきそうなアメリカの老舗メーカーのポスト。このLサイズはA4サイズもすっぽり収まる作り。レトロな郵便受けで手紙を待つ感覚、なんだかワクワクするじゃない。
ヴィンテージのカメラ①
知る人ぞ知るロシアのカメラメーカー、ロモグラフィーのパノラマカメラ。シャッターを押してから前面のレンズがスライドし、広角のパノラマ写真が撮影できる。
ヴィンテージのカメラ②
’94年発表のニコンの「28 Ti」。特筆すべきはトップのメーター。“高級コンパクトカメラ”の触れ込みながら、絞りやピントをアナログで表示。
ヴィンテージのカメラ③
ビデオカメラ!? な異形で’90年の発売時に話題をさらったキヤノンのカメラ。キャップと一体となった大光量ズームスピードライトも楽しい。
字を書くことを筆頭に、多少の手間暇をかけても失いたくない感性。家事に割く時間を短縮できたり環境にも優しくて楽しい実用性。どちらも生活を豊かにしてくれるモノだから、賢く取り入れたいですな。