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2018.02.01

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“それ”だと画像が劣化する!? 意外に知らないスマホ写真のシェア方法

スマホとSNSと、イイ写真 Vol.5
誰もがスマホで写真を撮れて、SNSにアップできる時代。満喫しているオッサン世代も少なくないハズ。デジタルフォトライフをさらに充実させるためのテクニック&マナーをご紹介。ちょっと耳の痛い話もあるかもしれないけど、知っておいて損はありませんよ!
「スマホとSNSと、イイ写真」を最初から読む
スマホ写真とSNSでの活用にまつわるリテラシー&テクニックをお届けしてきた当連載。第5回では少し毛色を変え、スマホカメラで撮った思い出の写真を高画質かつスマートに共有する方法を紹介しよう。
そもそも、みなさんはどんな方法で写真をシェアしていますか?
手軽さからFacebookメッセンジャーやLINEで共有している人も多いことでしょう。しかし、その方法ではオリジナルよりも劣化した低画質な写真になってしまうのです。これではハイクオリティなスマホカメラ&写真も台無し。
高画質のまま、写真を共有したい。
そこでパッと思いつくのはDropboxやGoogleドライブを使ったファイル共有ですが、共有する相手のメールアドレスが必要なのが難点。メッセンジャー時代においては、仕事関係でもない限り、メルアドを知っているケースはレアになりつつありますからね(特に女子)。
そこで、ひとまずiOS端末(iPhone/iPod Touch/iPad)やMacのユーザー間でのみ利用できる機能ながら、激しくオススメしたいのが「AirDrop」の活用です。
カメラロールから写真を選び、画面左下の「シェアアイコン」をタップ
カメラロールから写真を選び、画面左下の「シェアアイコン」をタップ
使い方は簡単。カメラロールから「選択」をタップし、シェアしたい写真を選んだのち画面左下にある「シェアアイコン(□と↑が組み合わさったデザイン)」をタップ。中段に表示されるAirDropアイコンの中から表示されたオトモダチをタップするだけで、オリジナルの高画質スマホ写真が送信できるのです。
画面中段に出てくる「AirDropアイコン」をタップすると、周囲にいる受信可能な人のiPhoneやMacが表示されます
画面中段に出てくる「AirDropアイコン」をタップすると、周囲にいる受信可能な人のiPhoneやMacが表示されます。
もっとも、ここで大切なのはAirDropで写真を受け入れる側の下準備。iOS10以前であれば、画面下端から上方向へとスワイプ(指をすべらせる)することで表示されるコントロールセンターの中から「AirDrop」をタップし、「すべての人」を選ぶだけで受け入れ状態となります。iOS11以降は、コントロールセンターの中から「Wi-Fiアイコン」を長押しすることで、「AirDrop」が表示されます。

iOS11以降はAirDrop機能の設定がわかりにくくなりました。コントロールセンター内の左上にある通信系セクションを長押しすることで、表示されます。
iOS11以降はAirDrop機能の設定がわかりにくくなりました。コントロールセンター内の左上にある通信系セクションを長押しすることで、表示されます
それでも表示されない場合は、Wi-FiやBluetoothがONになっているかの確認、また周囲の電波状況を疑ってみましょう。
そうそう、受け入れ側は送信側からの写真を「受け入れ」ることはもちろんのこと、終了後には「AirDrop」を「受信しない」に戻しておくのもお忘れなく。さもないと近くにいるiOSユーザーに自分の端末名を晒し続けることになりますから。
知っている人は当たり前に使っている「AirDrop」機能ですが、知らない人にとっては目からウロコの便利機能。使い方を教えてあげれば、きっとあなたの株も上がるはずです。
かたやAndroid陣営では、「AirDrop」と似たような機能をもつアプリ「Files Go」を開発。もっとも「Files Go」をインストールした端末同士でなければ送受信できないことを考慮すると、iOSやAndroidにかかわらずオリジナル写真が共有できるLINEを活用したほうが話が早いかもしれません。
LINEで高画質写真を送るには、写真選択後に画面左下に出てくる「ORIGINAL」アイコンをタップ
LINEで高画質写真を送るには、写真選択後に画面左下に出てくる「ORIGINAL」アイコンをタップ。
その方法は、LINEで写真を指定した後、画面左下に表示される「ORIGINAL」を選択するだけ。ただし、サイズが20MB以上、LINEで編集された写真、バージョン6.2未満では利用できません。
進化を続けるスマホカメラのポテンシャルを100%満喫するために、“撮る技術”以外にも知っておくべきことはあるんですよ!
取材・文/熊山 准
 


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