スポーツウェアはジムにはもちろん街着にだって活躍してくれる。オッサンにうれしい利点をつつがなく備えているのだけれど、そこに遊び心がプラスされた一着なら周りとの決定的な違いを生み出せる。と、思っていた矢先に、ちょうどいいアイテムが届いた。
太腿に「シャラップ!」だって?
「SHUT UP」ですと? しかも天地逆の配置とは、いったい何の謎かけか。疑問が渦巻くテーパードパンツは、NY発のお馴染みブランド、チャリアンドコーによるもの。自転車のあるライフスタイルを彩るアイテムは、もちろん日本でも人気なのだ。
さて何に「黙れ」かというと、答えは自分の膝。ハードに乗り回すNYのライダーたちも疲れると「膝が笑う」そうで、その膝を黙らせるべくこの言葉をかけて奮起するのだとか。スマートな見た目でストレッチ性と防水性に優れるだけでなく、話のネタとしても秀逸。遊び心でクスリと笑いを誘う「福を呼ぶ服」ってところかな。
ワークアウト? え? アートワーク?
2018年のワークアウトの決意を応援してくれそうな、洒落たスポーツ服。渋いカラーにモダンな幾何学模様のパーカ&Tシャツは、ユニクロの「SPRZ NY(=サプライズ・ニューヨーク)」というシリーズのもの。
「アートを身近なアイテムで楽しむ」というテーマで、NYから世界を驚かせようという取り組みだ。この柄は仏アーティスト、フランソワ・モルレの作品がモチーフ。パーカのほうは、ユニクロNY店と同じく5番街53丁目に拠点を置くMoMAとのスペシャルエディションとなる。ワークアウトにアートワーク。この楽しさが僕らの心と身体を動かすんだな。
普通なオッサンを回避するなら、ちょっとした遊びが必要だろう。その処方箋として、これらは格好のアイテムといえそうだ。