今季トレンドのダウンアイテム。ただ、どれを選べば? ってのが目下の悩みではないか。だったら、信頼に足るブランドのアイテムにその身を委ねてはどうだろう。
ダウンを得意とするブランドやダウン専業ブランドには、やっぱり一日の長がある。どれを選んでもきっと失敗はない。ここでは、彼らの圧倒的な信頼性と暖かさを誇る名作のほか、より進化した名作も取り上げてみたい。
CANADA GOOSE カナダグース
カナダグースが、カナダのトロントの小さなウェアハウスで産声を上げたのは60年前。以降、人気は右肩あがりで、2017年11月には待望の直営旗艦店を東京・千駄ケ谷にオープンした。
この「ロングフォード パーカ」は、華奢な日本人体型を考慮したフュージョンフィットが特徴。ダークブラウンの表地と着脱可能なファーの白の配色がシャレてる。
WOOLRICH ウールリッチ
「アークティックパーカ」はウールリッチの人気モデルで、イタリアのファッション業界人に愛用者が多い逸品でもある。マイナス40℃の過酷な環境下で、アラスカのパイプラインの建設に携わる人たちのために開発されたから、とにかく暖かいのだ。
そのニュータイプがこちら。表地のサンドカモと裏地のオレンジ色のコントラストがまたいい。
SNOW PEAK スノーピーク
キャンプで焚き火はお約束。ただ、可燃性の強いナイロンやポリエステルのアウターでは、小さな火の粉ですら生地に穴が開いてしまうので極力避けたい。その意を汲んだダウンがスノーピークにはある。
こちら、表地には強靭で難燃性に優れたアラミド繊維を織り込んだリップストップ生地を採用。モダンな見た目ゆえもちろん街着としても活躍してくれる。
HERNO ヘルノ
1948年に伊ピエモンテ州のレーザにて創業した老舗。人気のヒミツは、クラシックなデザインと最新テクノロジーを融合したコレクションにある。こちらはその象徴的なモデル。
フェイクレイヤードのジャケットは、インナーの立ち襟のダウンを取り外すことができ、気温に合わせた着こなしを楽しめる。オールネイビーの都会的な雰囲気もいい感じ。
CRESCENT DOWN WORKS × AMERICAN RAG CIE
クレッセント・ダウン・ワークス×アメリカンラグ シー
アメリカの老舗ダウンブランドにアメリカンラグ シーが別注。
ショルダーに三角ステッチを施すことで、サイズ感を変えずにドロップショルダーに見せたり、スナップボタンの数を減らしたりと、細かくも気の利いた仕様変更は日本のショップの別注ならでは。鮮烈なイエローに目を奪われがちだが、珍しい光沢のあるリップストップ生地もユニーク。
PYRENEX for UNITED ARROWS
ピレネックス フォー ユナイテッドアローズ
フランスには歴史のある実力派ダウンブランドが多い。かくゆうピレネックスもそのひとつ。
表面を微起毛させたナチュラルストレッチのシェルと動きやすいパターンで作られているため、モタつきを感じさせない。その上、フードは取り外しが可能で、スタンドカラーでも楽しめる。
FREEDOMDAY フリーダムディ
数々のポップなワッペン使いとラクーンファーフードが印象的なミリタリー風ダウンコートは、イタリア発のブランド、フリーダムディの日本限定アイテム。
チベット山脈の頂上から撮影した景色を使ったグラフィックの裏地はインパクト抜群。スーツスタイルのハズしとしても活躍しそうだ。
トレンドということもあり、今季はダウンが大豊作。選択の幅が広がったのはいいけれど、どうにも目移りしてしまい絞りきれない、なんて人は少なくないだろう。でも、ここで紹介した名門&専業ブランドのそれなら、選ぶ手間も省ける。