レスキューカラーに代表されるように、アウトドアウェアでは鮮やかな色を採用する場合が多い。しかも、その配色がまた絶妙で、ファッションブランドでは滅多に見られないカラーを纏っていることも。ついつい落ち着いた色を手に取りがちな冬は、アウトドアウェアで気分も鮮度もアゲアゲで行こう!
THE NORTH FACE
ザ・ノース・フェイス
バックカントリー用に開発されたこの「RTGジャケット」は、優れた耐久性と透湿性を備える3層構造のゴアテックス プロを素材に採用している。激しい動きに対応できるよう考えられた立体的なパターンは驚くほど快適な着心地。イエロー×ブルーのアシンメトリーな切り替えが斬新なデザインも楽しい。
RON HERMAN
ロンハーマン
アメリカの’70年代後半〜’80年代前半を連想させるクラシックなダウンジャケット。ワインレッドの鮮やかな表地はインパクト絶大だが、裏地のベージュがチラリと見えるだけで着た時に心なしかシャレて見える。アザーカラーとしてブルーベースも展開。
BERGHAUS
バーグハウス
1966年にアウトドア専門店として創業したイギリスのバーグハウス。ネイビー×レッドのバイカラーが絶妙なこのフリースジャケットは、厳冬期のアイスクラミング用に開発されたもの。素材はポーラテック クラシック300で、動きを制限しないパターンも特徴。長めの着丈にポップなカラーリングで、モードっぽくも着こなせる!?
HUNTER
ハンター
ハンターといえばレインブーツのイメージが強いが、昨今はアパレルも充実。アストロボンバーと名付けられたダウンジャケットは、オレンジ×カーキのカラーリングと、ミリタリー色溢れるパラシュートボタンやグログランテープの使い方が目を引く。
ARC’TERYX
アークテリクス
ストリート、モードの今季の一番のトレンドカラーはオレンジ。アークテリクスの定番ハードシェル「アルファAR」は、軽量で耐久性の高いゴアテックス プロを使用したジャケットで、クライミングでの使用を前提に開発されたもの。街で着るには十分過ぎる機能性だが、この楽しい好配色を活用しない手はないでしょ。
KOLOR BEACON
カラービーコン
薄手のナイロン、厚手のウール、ボアという通常ではありえない素材の組み合わせと、グレー、シルバー、パープル、オレンジの色の組み合わせが斬新。アウターとしてはもちろん、コートのインナーとして着てもばっちりハマりそうだ。
CITERA
シテラ
ブランドが“ダウンブルー”と呼ぶ、ライトブルーのダウンジャケットは、チェックの裏地とのコンビネーションが光る。表地には湿度・防水機能を備えたパーテックス シールド+、裏地にはオリジナルパターンのプリマロフトのソフトネルを採用。
とかく派手な色は、年を重ねるほどに疎遠になりやすい。子供っぽく見えたり、頑張ってるように見えたり。そんな心配が我々を臆病にさせる。
ただ、以前から採用され定番化して久しいアウトドアウェアなら気軽に取り入れられる。ファッションシーンにも認知されているブランドのものならなおさら。これで、停滞ムードの冬のコーディネイトとはもうおさらばだ。