「左脳を刺激する! オッサンIT化計画」を最初から読むAmazon「Echo」、Google「Home」、そしてLINEの「Clova Wave」など、国内でも主要製品が出揃ったスマートスピーカー。その便利さを、もっとも強く感じられるのが、音声による照明やエアコンといった家電のコントロールではないだろうか。スマートスピーカーと連携可能な学習リモコンを使い、2万円以下で実現できる「スマートホーム」体験をしてみた。
スマートホームって必要? と思う人ほど試してほしい「スマートホーム」機能
現在、世界的にホットなアイテムとなっているスマートスピーカー。しかし、いかに「声だけで」操作できるとはいえ、現在、スマートスピーカーの主要な機能となっている「音楽やラジオの再生」は、他の再生機器があれば用が足りるわけだし、明日の天気やスケジュールの確認もスマートフォンが手元にあれば十分、と思っている人も依然多いだろう。
そんな懐疑派に知ってほしいのが、スマートスピーカーの真骨頂ともいえる家電との連携、平たく言えば「スマートホーム」機能だ。ここでは、Amazonのスマートスピーカー「Echo Dot」(5980円)と、リンク・ジャパンが販売する学習リモコン「eRemote Mini」(実売価格7000円)を使った、2万円以内で実現できるスマートホーム構築までの道のりを紹介しよう。
既存の家電をコントロールするためには、対応する「学習リモコン」が必要
先に断っておくと「家電をコントロールする」ことは、スマートスピーカー単体でも実現可能といえば可能だ。ただし、その場合にはスマートスピーカーの操作に対応する“スマートな”家電が必要になる。しかし国内では、まだまだそうした家電の種類は少ないし、わざわざ声で操作するためだけに、新しい家電に買い替えようという好事家も、そうはいないだろう。
そこで注目したいのが、赤外線リモコンで操作する既存の家電をまとめてコントロールするための「学習リモコン」と呼ばれるガジェット。これなら今使っている家電を買い替える必要がないし、スマートフォンから複数の家電をまとめてコントロールすることもできる(というか本来はスマートフォンと連携して使うために開発されたものだが)。今回購入したのは、Echoシリーズの音声認識システム「Alexa」に対応した「eRemote Mini」だ。
購入の決め手は、価格とサイズ。「Echo Dot」と並べて配置しても、特に邪魔な感じがしないのは、家庭で「自然に」利用する上で重要なポイントになると思う。
写真のように「学習リモコン」といっても、リモコンの形状をしているわけではなく、操作自体はスマートフォンのアプリ、または今回のテーマとなるスマートスピーカーを使った音声経由で行うことになる。
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