設置されたテントの数は4つ。それぞれに異なった趣向を凝らした茶席が開催されている。茶ンピングのメインイベントは、この4つのテントで催される茶席だ。
まずは「キャンプ茶会」。これは、お茶と一緒に頂くお茶菓子をマシュマロにして、火で炙って食べるなどキャンプ場でお茶を楽しむような雰囲気だ。
次に「ふたこ茶屋」。子供たちが亭主(もてなす主人)となりお茶を点ててくれる。テントの中は、子供たちならではのアイデアが詰まった可愛らしい空間である。
そして「茶箱点前」。 茶箱とは、お茶の道具を箱の中に仕組んだもので、野外でお茶を点てることができる。
最後に「濃茶席」。実はお茶には“濃茶”と“薄茶”があり、本来“濃茶”がメインディッシュの位置付けで、これを飲むために茶会にいくものだ。一方、“薄茶”は濃茶だけだと重いため、仕上げに飲むデザートのようなもの。ただし、我々が一般的に“お抹茶”として捉えているのは薄茶のことである。
それぞれ、500円で参加することができる。お茶を点ててもらう時間は20分程度だ。今回はそのなかでも、比較的気軽に楽しめつつも、茶席の雰囲気を味わえる「茶箱手前」を体験することにした。
3/3