サーフブランドが作るアイテムは、やはり良くも悪くも海感が出るもんだ。サーフィン好きや海好きはいいが、非サーファーともなれば選り好みする人だって出てくるだろう。でも、今回ご紹介するアイテムなら、きっと双方から熱い視線を浴びるはず。
「キャプテンフィン」の長袖Tシャツ、ウィンドブレーカー
アパレルも展開するサーフボードの「フィン」ブランド、キャプテンフィン。その海服をご紹介。「きっといつもの感じでしょ」と思うかもしれないが、今回はちと違う。
上は架空のヨットクラブをイメージしたロングT。袖プリントはどこかスケーター風でもある。下は架空の魚屋のスタッフ用パーカ。いずれもわずかなヒネリを利かせ「海感」を表現している。非サーフ系からもサーフ系からもウケそうなシャレ心。わかっちゃったら買うしかない。
「ハーレー」のコラボアイテム
コラボレーションには2種類ある。同じ業種か業種違いか。こちらは異ジャンルコラボの注目株。
海男お馴染みのサーフブランド、ハーレーのジャケットとボードショーツである。でもこの柄は! そう、ペンドルトン。自然豊かなアメリカオレゴン州でブランケット作りを生業とするこちらは、いわば山ブランド。ヤシをあしらった柄は本コラボだけのオリジナルだ。
「ピルグリム サーフ+サプライ」のコラボアイテム
そしてもうひとつの注目トピックス。その名にサーフを冠するピルグリムが、日本が誇るアウトドアブランドの雄、モンベルとともに製作したアウターだ。ゴアテックスのフード付きジャケットに、取り外し可能なダウンインナーを装備。海でも山でも、加えて街でも活躍しれくれそう。
どこかスケートカルチャーの香りがしたり、思わずうなる“海山コラボ”だったり。サーフなブランドからリリースされた、良い意味でらしくないアイテムが今のシーンには新鮮だ。その“あえて”の選びが大人特有の余裕を生む。
鈴木泰之=写真 鈴木淳子=スタイリング