ふんわりとした肌触りと、優しい温もり。トレンドは目まぐるしく変われども、カシミヤの価値は不変だ。上質を知る大人たちがその魅力を余さず楽しむために、「タケオキクチ」の新作カシミヤで始める冬支度。
繊維が細く、なめらかな内モンゴル産のホワイトカシミヤを使った、低めのモックネックニット。クロスケーブル編みで切り替えた胸元と上品なネイビーの色合いが、シンプルなコーディネイトを引き立てる。
ビーバー仕上げの極上コートを、カシミヤのアンサンブルで楽しんでふっくらとしたボリュームと、丁寧なビーバー仕上げによる質感。光の当たり方で豊かな表情を見せるキャメルのチェスターフィールドコートは、スーパー120’sの上質ウールにカシミヤをブレンドしたオリジナル素材で仕立てている。袖はスプリットラグランにすることでリラックスした着心地を実現。インナーは上と同じニットの色違いで、カシミヤのアンサンブルを楽しんだ。それにデニムを合わせるなんて、まさにタイムレスな装いじゃない⁉︎
品良く、ポップに。冬のモノトーンに効くカシミヤのフェアアイルスコットランド北部のハイランド地方に住む人たちをイメージした今シーズン、ブランドはこんなフェアアイルニットまでカシミヤで作ってしまった。黒、ピンク、ネイビー、白。高品質なカシミヤ糸だから表現できるキレイな色みと緻密な編み込みで、牧歌的にならない仕上がりに。それを黒いコーデュロイパンツで合わせた冬のモノトーンスタイル。重く見えず、子供っぽくもなく。カシミヤ製フェアアイルの適度なポップ感がくれる確かな恩恵。
肌で直接味わう、最高品質のとろけるような温もり寒風から首元を守ってくれるマフラーはキメが細かいベビーカシミヤを採用。伝統的なアザミの実を使った起毛処理を施すことでいっそう柔らかく、自然な艶が美しい一枚になっている。男らしいフィールドコートやデニムシャツとの相性の良さはご覧のとおり。装飾を控えたプレーンなデザインにすることで、発色の良さが活きている。全6色展開。
[問い合わせ]タケオキクチ03–6324–2642清水将之(mili)=写真 菊池陽之介=スタイリング MASAYUKI(the VOICE)=ヘアメイク 今野 壘=文