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2017.09.27

あそぶ

ミラノ風味のジューシーカツレツで食卓にイタリアの風を


先月号のイタリアロケから1ヶ月。三浦さん、いまだその余韻から抜け出せないもよう。いやむしろ、「ずっと浸っていたい!」のが本音のようで。そこで今回も、前回に引き続きイタリアの思い出のひと皿シリーズを。
「ミウラメシ」を最初から読む
生の赤唐辛子は三浦農園産。もちろん、乾燥したものでも大丈夫。く〜、この辛味、たまらん!
現地で食べたミラノ風カツレツ。これがまたウマいのなんの。素材を活かしたシンプルな味付けに、ルッコラとパルメザンチーズの絶妙なアクセントが抜群にいい。
そこでちょっと考えた。あのお肉、本場では薄く伸ばしているけれど、ステーキみたいな厚みのままいただいたら、さらにジューシーでウマいんじゃないの? で、試しにやってみたら予想的中!
さらにマーシーさん、オリーブオイルをベースに、アンチョビや黒オリーブなどで具だくさんに仕上げたソースを添え、「イタリアの風をたっぷり吹かせてみました」とニンマリ。ミラノ風ならぬミウラノ風カツレツの完成だ!

【今回のメニュー】
ミウラノ風カツレツ


【材料(2人分)】

牛ヒレ肉 100g×2枚
ルッコラ 1袋
パルミジャーノ・レッジャーノ 適量
小麦粉 適量
卵 1個
牛乳 大さじ2
パン粉 40g
粉チーズ 大さじ2
オリーブオイル 適量
塩・コショウ 適量

【アンチョビと黒オリーブのソース】

オリーブオイル 大さじ2
レモン汁 大さじ1
アンチョビ 4枚
ニンニク 1/2片
黒オリーブ 3個
赤唐辛子 2本
バジル 大さじ1(みじん切り)
タマネギ 1/6個
ハチミツ 小さじ1/2
塩 少々
コショウ 少々

【作り方】
◆1
牛肉をめん棒で軽く叩いてひとまわり程度大きくなるように伸ばし、両面に塩・コショウをしておく。


◆2
ソースを作る。アンチョビ、黒オリーブ、唐辛子、バジル、タマネギはみじん切りにし、ニンニクはすりおろす。すべての材料をボウルなどで混ぜ合わせる。

ソースはただ刻んで混ぜるだけ。ね、簡単でしょ?
◆3
ボウルに卵を溶き、牛乳を加えてよく混ぜる。

◆4
バットにパン粉と粉チーズを入れてよく混ぜる。

◆5
1の牛肉に小麦粉→3の卵液→小麦粉→3の卵液→4のパン粉の順に衣を付ける。
 
パン粉の前に小麦粉&卵液を二度付け。これが衣を剥がれにくくするコツ。
衣を付ける時は竹串を使えば手が汚れずに済みます。とんかつ屋のバイトで学んだテクが、こんなところで役に立つとは(笑)。

◆6
フライパンに、深さが1㎝程度になる量のオリーブオイルを入れて中火で熱し、5の牛肉を入れ、両面がキツネ色になるまで揚げ焼きにする。

◆7
6を食べやすい大きさに切って器に盛り付け、ルッコラ、スライスしたパルミジャーノ・レッジャーノ、2のソースを添えたら出来上がり。
揚げ加減はお好みで。ちなみに僕は断然レア派っす!

 
イタリアでの甘美な思い出と、ひょんなことから湧き上がった素朴な疑問が生んだオリジナル。ミラノ風のシンプルな味付けもいいが、具だくさんのソースで味の奥行きを出したミウラノ風もなかなかどうして負けてない!? 当の三浦さんも「我家の定番になりそう」と大満足だ。その感動を、ぜひ皆さんもご家庭で。
 
 
 
[三浦理志 プロフィール]

オーシャンズモデル。愛称はマーシー。仕事のかたわら“サーフ&ノーフ”の生活を実践中。隙間を見つけては波乗りを楽しみ、数年前からは、通称「三浦農園」で収穫した野菜を使ってキッチンで腕を振るっている。
三浦理志=料理 渡辺修身=写真 中里真理子=スタイリング


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