価値観のコリをほぐす“読むサプリ”
37.5歳におしえたいこと Vol.3
気持ちはまだまだ若いが、そろそろ成熟への一歩も踏み出す世代。それが37.5歳。だからこそ若者の間で流行っていることを知っておきたいし、先輩には引き続きアドバイスを頂戴したい。自分の「好きなモノ」だけでアタマの筋肉がカチコチにならないよう、同世代以外の著名人のみなさんに聞いてきた。「37.5歳におしえたいこと、ありますか?」
武井 咲さん主演のドラマ「黒革の手帖」に出演する女優、内藤理沙さん(28歳)は、劇中では“悪女”を演じている。というか、登場する女性のキャラクターは主人公の原口元子(武井 咲)含め全員悪人。料亭の仲居から夜の街の住人となった理沙さん演じる島崎すみ江も、なかなかのクセモノだ! しかしそんなキャラクターとは裏原に、理沙さん自身はいたって素直なお人柄。そんな性格を表すかのように、“おしえたいこと”は御朱印なのだとか!
ハワイ旅行がキッカケ! 御朱印を集めてドラマ出演!?
「ロケで地方に行ったときとか、家族で旅行に行くときとか、お寺や神社をちょっと調べて参拝するんです」
そういって見せてくれたのが、2冊の御朱印帳。御朱印とは、神社や仏閣でいただける押し印や墨書きのこと。もともとは納経したことを示す証だったともされるが、現在は訪れた証として、寺社巡りをする人が好んでコレクションしている。
「最初に行ったのが、ハワイにある出雲大社の分社なんです。御朱印って渋い感じですけど、ここのは『ALOHA』って書いてあったり、交通安全のハートマークシールを張ってくれたり、めちゃくちゃかわいいんですよ。それで、集めてみようかなって」
こうして御朱印集めを始めたのは2年ほど前のこと。長野は善光寺の御開帳記念の御朱印など、全国の名だたる名社名刹がズラリ。「あっ、知ってる」という名前もチラホラある。今や2冊目に突入!
「でも自分の中でルールを設けていて、ちょっとした空き時間とかにとりあえず行って集めるというのは失礼だなと思うんです。だから自分がちゃんと行きたいところとか、そのとき求めているところとか、しっかり時間を作って、参拝手順も調べて行くようにしています」
いたって真面目な趣味なのだ! そうやって御利益にあやかった(?)こともあるとか。
「新宿の花園神社は芸能の神様を奉っているんです。芸能のお守りをここで買おうと思ったら、1000円札が飛んでいってしまって、本殿の屋根に乗って取れなくなっちゃったんです。もう1000円出して、母親に電話で愚痴っていたら、『それは縁起がいいことよ』と言われて。そうしたら『ドクターX』(テレビ朝日系列)の出演が決まったんですよ!」
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