スタイルは一日にしてならず。分かっちゃいるけど、自己流ではやがて行き詰まり……。そんな時は、お洒落を仕事にするスペシャリストから盗むのが手っ取り早い。というワケで今回は、7名の“業界人”にご登場いただき、夏服のセンスアップのコツを伝授してもらおう。これでサマースタイルがアッという間に見違えるはず!
「エイチ ビューティ&ユース」ストアマネージャー清水 学さん 43歳遊び心をチラつかせた軽妙なアクセ使い!プリントT×スラックスをサラッと着こなす姿も見事だが、遊びを利かせた小物使いに注目。「時計やサングラスはあえてオモチャっぽい、カジュアルなものをチョイス。年を重ねた今なら、それが“狙い”となり、いいアクセントになるんです」
「ベルベルジン」ショップマネージャー藤原 裕さん 39歳艶感を中和する、デニムショーツの効能大好きなデニムショーツを大人っぽくはきたい。そこで、使えるのがこのポロシャツ。「さすがラルフ ローレンの最上位レーベルだけあって、独特の艶っぽさがある。デニムショーツとのコントラストもバッチリ」とか。足元の革靴もお忘れなきよう。
「ビームス」コミュニケーションディレクター土井地 博さん 40歳見慣れた姿も一新する、布帛のTシャツという選択単調になりがちな夏場のスタイルにシャカシャカした布帛のTシャツはいかが? 「適度なボリューム感があり細身のパンツとのバランスも取りやすいんです」と土井地さんも太鼓判。これ1枚でTシャツスタイルが新鮮に見えるのだ。
「タイズサン」代表取締役清水 泰さん 40歳羽織るだけで品良く見える、ジャケ代わりのカーディガン清水さんが「ジャケット代わりに活用できるので、いつもカバンに忍ばせています」と話すのは、ボーダー柄のカーディガン。サラリと羽織れば白Tとカーキのパンツという男らしい組み合わせも、ほら、たちまちクリーンな印象に一転するのだ。
「レミ レリーフ」デザイナー後藤 豊さん 47歳シティ⇔アウトドアを自分なりのルールで楽しむこちらは後藤さんなりのグランピングスタイル。アウトドアでさえ「好きなものを好きな場所で着ています」というだけあって、サーフからモードまで縦横無尽のブランドMIX。アウトドアブランドにはあまり見ない茶系の色を基調にした。
「アンルート」バイヤー田中利栄さん 40歳人とは違うサンダルがサマースタイルを新鮮に「この時季の服は心地良さを優先して選びますが、足元は流行の少し先を意識しています」。田中さんが履くのは、トレランシューズのデザインを踏襲したという次世代サンダル。その軽やかなルックスが新鮮な夏スタイルを演出している。
「ビームス」スタッフ児玉正晃さん 41歳高級感漂うサファリルック。その秘密は生地にあり「大人っぽい素材を夏に着たくて」、と語る児玉さんのシャツは、なんとシルク100%の贅沢仕様。グルカショーツやモカシンにぴったりなサファリテイストなデザインにして高級感ある佇まい。素材選びだけでここまで印象が変えられる。
夏は冬よりも身に付けるアイテム数が少なく、どうしても単調になりがち。だからこそ、その道のプロが実践するお洒落テクを拝借して、夏服をガラッと変えてみよう!