ショーツは夏の休日服に欠かせない。とはいえ、わんぱくに見える危険も確かにある。ではどうするか。色、シルエット、ブランド選びなどなど。主要都市のオシャレさんたちが実践する着こなしに、解決の糸口がある。
「WORLD街角父ラッチ」を最初から読む【TOKYO】
鈴木理央さん(32歳) 着用ショーツ:サタデーズ ニューヨークシティ
今月の「種カジのタネあかし」でも取り上げられた白の重ね技が、早くも街に浸透!? 上下ともにサーフブランドのアイテムを選び、しかも足元はRHCの別注。どおりで共感できるわけだ。
葛田真也さん(30歳) 着用ショーツ:ブランド不明
小僧にならないショーツスタイルのコツは、どれだけ大人の良識を保てるか。白シャツこそまさに格好のアイテムってことは彼の着こなしからも分かるでしょ。ショーツは黒を選び、全体をモノトーンにまとめたことで大人っぽさもさらに増している。
坂本賢治さん(40歳) 着用ショーツ:ユニクロアイテムも時代も選ばない。だから白Tは安心感が違う。今ならビッグサイズが気分。細身のショーツと合わせれば、ご覧のとおりトレンド感も上乗せできる。お馴染みのアイテムを今の感覚で着こなすのも大人のコモンセンスと心得たい。
【NEW YORK】
アンドリューさん(33歳) 着用ショーツ:ブランド不明巷ではセットアップが流行っているけれど、まさかショート丈の“つなぎ”とは。でもその変化球をサラッと合わせるあたりはさすが。しかも、つま先までオール黒ときた。だから子供じみたスタイルに見えない。
アンビさん(38歳) 着用ショーツ:リーバイス白Tにショーツはデニム。しかもそのTシャツはヘインズで、ボトムは我々の大定番のリーバイスだ。すべてが王道中の王道であり、OC世代がこれまで通ってきた道でもある。ここまでくると、もう細かい説明は不要でしょ?
ジェンさん(35歳) 着用ショーツ:アレックス ペールショーツはハリ感のあるスポーティなルックス。そこへ、BBキャップやスニーカーを取り入れ、今っぽいスポーツミックスに仕上げている。一番のキモは色味。グラデ風に合わせたシャツ&ショーツがいい感じだね。
【LONDON】
ヘンリーさん(34歳) 着用ショーツ:ユニクロボーダーの生地にカラフルな柄を散りばめたワンピースをご所望の愛娘に反し、オトーチャンは無地のTシャツとショーツでとことんシンプル。と、思いきや、足元は色の違うカラーソックスという“飛び道具”。イケてる。
【LOS ANGELES】
ジョンさん(43歳) 着用ショーツ:ディッキーズ王道のワークウェアブランド、ディッキーズのショーツを履いて登場したジョンさんは、ペイントアーティスト。彼の出で立ちを見てそれも納得。方や、隣に佇む奥様はというと、艶っぽいショーツが刺激的!
トニーさん(30歳) 着用ショーツ:トップマンオールバックに撫でつけたヘアスタイルに濃厚なサングラス、そしてなんともワイルドなお髭。最高に男らしいトニーさんが選んだショーツは、丈が短いキュートなトップマンの一本。これだけマッチするのは、もうキャラのなせる技!?
「もう年だから」「子供っぽくなってしまうから」とショーツを敬遠するのはもったいない。スタイリッシュな一本を選んだり、モノトーンでまとめたり、選びやこなしのちょっとした気遣いだけで大人も胸を張れるショーツスタイルが完成する。物怖じせず、今夏も短パンを存分に楽しもうじゃないか。
岡崎孝二、藤巻健治、稲垣 茜=写真(東京) オオサワ系、戸叶庸之、牛島康之=取材(東京) YOUKEY=写真・取材(NY) MIMI WADA=写真・取材(LA) YUMIKO SWAN=写真(ロンドン) IORI DOUGAN=取材(ロンドン)