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2017.07.21

ファッション

浴衣、扇子、手ぬぐい。古臭いオッサンにならない夏の和モノがある!

ここに集めたのは、浴衣や扇子など、どれも「ニッポンの夏」に欠かせない品々だ。日本が誇るものづくりを背景に、どれもモダンで、ハイブリッドで、プログレッシブな様相を呈しているのがポイント。それは、現代の多様化するライフスタイルに軽やかに寄り添ってくれる、現在進行形の日本文化である。
 
ALK PHENIX
「アルクフェニックス」の甚平
2万8000円/フェニックス 03-6833-3430
形こそ伝統的な甚平だが、素材には引き裂きや摩擦に強い「ケブラー混短繊維」を採用。そしてストレッチ性も備えるなど、スペックはハイテクそのもの。スナップボタン式というのも洒落ている。
 
VLANK CONCEPT WEAR
「ブランク コンセプト ウェア」の皿


3000円/リバイブ 086-995-3955
岡山県・児島を拠点にするブランク コンセプト ウェアは、地域に根ざした革新的なモノ作りで話題を呼んでいる。そのひとつが、同郷である備前焼職人の皿の裏面に、大阪生まれのストリートアーティストが大胆なタギングを施したこちら。ほっこりうつわブームのなかで異彩を放つ作品、我々好みじゃないか。
 
PORTER × B JIRUSHI YOSHIDA
「ポーター×B印 ヨシダ」の風呂敷
各8000円/B印 ヨシダ 代官山 03-5428-5951
ちりめん調とコードレーン風ストライプの両A面となったモダン風呂敷。単色面は素材感からの和な雰囲気があるものの、逆側にはジップポケットがあったり洋な要素が強められている。手土産などをさっと包んで渡せたら、粋だと思わない?
 
LOOM
「ルーム」の扇子
1万6800円/リーンスプリングショールーム 03-6337-5253
風流な扇子に貼られているのは、ヌメの鹿革。革製品は日本にも長い伝統があるが、この発想は実に新鮮。経年変化が楽しめるのもいい。
 
HINODEKAGAKUSEISAKUSYO
「日ノ出化学製作所」のポット
1万8000円/ヤエカ アパートメント ストア 03-5708-5586
見るからに涼しげな透明のガラス製ポットは、なんと直火もへっちゃらな耐熱仕様。暑さ増す今の時季なら、麦茶の煮出しにピッタリかもね。
 
NEEDLES
「ニードルス」のバンダナ
各2700円/ネペンテス 03-3400-7227
白地に藍色で抜染した、いわゆる手ぬぐいをイメージするものとは違うものを発見。規則的に四角を配したグラフィカルなデザインで、色もパープル、グリーン、ブラックと新鮮なやつなのである。デニムとも相性良しなバンダナ的手ぬぐいは吸収性抜群で、洋風な夏の装いにも連れ出せる。
 
REYN SPOONER FOR UNITED ARROWS
「レインスプーナー フォー ユナイテッドアローズ」の浴衣
浴衣4万5000円、帯2万円/十代目 山口源兵衛(ともにユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館 03-3479-8180)
ハワイアンシャツの大定番、レインスプーナーの「ラハイナセーラー」柄がなんと浴衣になった。花火大会や夏祭りなどのイベント用としてだけでなく、リラックスウェアのひとつとしてもこれを活用したい。ハワイへの旅に持って行くのもありかもね!?
 
JOJO × FILMELANGE
「ジョジョ×フィルメランジェ」のサンダル
2万7000円/フィルメランジェ 03-6447-1107
京都で100年にわたり履き物を作るジョジョのサンダルの鼻緒に、フィルメランジェで定番の「ニューリンダコットン」の裏毛を使用した別注品。和テイストに宿るリラックスした雰囲気が、夏の足元を快適に演出してくれる。
 
常に変化を続けるカルチャーに触れる一方で、日本人にしかわからない機微や感覚のように、時代が変わっても忘れられないものも大事にしていきたい。それらがちょうどいい具合に共存するプロダクトで、2017年「ニッポンの夏」を鮮やかに彩ってみるのも悪くない。


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