「セイコー ガランテ」話題の最新作の意味を知る
“自己の解放”をコンセプトに2005年に誕生したセイコー ガランテは、ラグジュアリーな都会の洗練を纏い、男たちを凛々しく飾る。最新作はさらにその内面の強さに迫る。それは傷つくことを恐れず、さらに突き進んでいく男の姿そのものを象徴している。
傷つくたびに強くなる、男のタフネスを象徴する
傷ついた数だけ人は優しくなれる。そんな言葉をよく聞くけれど、はたしてそれは本当だろうか。
他人に対しては、優しくなるというよりもむしろ用心深くなり、デリケートな関係性を保とうとするといったほうが適当かもしれない。一方で自分にはより厳しくなり、叱責してしまうだろう。
夏の終わりに去っていった彼女、出し抜いたはずのライバルに負けたビジネス。そんな傷は決して珍しくないし、誰にだってあるだろう。それでもその痛みは自分だけのものであり、だからこそ大切に受け止めたい。
そんなときにはSUPで海へ出る。それは単なる気晴らしなんかではなく、大海原の、たったひとりになったボードの上で自分らしさを取り戻す儀式のようなものだ。
残暑の日、カフェのテーブルの向かいに座った彼女は何を伝えたかったのか。汲み取れなかった思いとは何だったのだろう。
勝ったと思った瞬間、油断はなかったか。ライバルが見落とすことのなかったほどの大きな綻びがあったに違いない。
くよくよ考えていると集中力を欠き、海に落ちる。その瞬間、冷たい海水が強い陽射しに晒され火照った身体と悔恨でいっぱいになった頭を冷やし、引き締めてくれる。そんなことを繰り返していくうちに、海から上がる頃には少しだけ前向きになれるのだ。
そんな僕を待っていてくれるのがセイコー ガランテの時計である。マリンスポーツのアクティブな世界観とは対極にある、洗練された都会的なスタイルが楽しめる。
しかしそのケースとベゼル、文字盤は7時位置から強い衝撃でえぐられたように傷つけれている。3層からなる文字盤は深くえぐられ、ムーブメントが剥き出しになっているかのよう。さらにサファイアガラスの風防にもヒビが入った柄をプリント。セイコー ガランテ本来のスタイルや仕上げの輝きがラグジュアリーであるだけに、その傷は強いコントラストとともに、強烈な印象を与える。だがそんな高級時計とは思えない斬新なデザインが、傷を受け入れることでより強くなる男を表現するのだ。
街へと戻り、ドレスアップして都市をドライブする腕にも合う。自然と一体になり、ほぐれた気持ちはさらに開放的になっていく。さてどこに向かって走ろうか。この先もいつだって傷つくことはあるだろう。だがどんなに傷だらけになっても必ず立ち上がり、いつまでも走り続けたい。このセイコー ガランテとともに。
SEIKO GALANTE建築物を彷彿させるエンタシスと呼ばれる4本の円柱をアクセントに、ケース側面にはV溝カットを施し、唯一無二の個性を強調する。新作ではこれまでの常識を覆し、高級時計にあってはならない傷をあえて超精細な加工技術で表現した。傷はえぐるだけでなく、ザラツ研磨の光沢を部分的に残しつつ、粗いサンドブラストで仕上げる。インパクトあるデザインを損なうことなく、ビス表示のパワーリザーブなど細部までこだわっている。
Information
BSスポーツ専門TV局J SPORTS協力のもと、セイコー ガランテを身に着ける男たちの姿を収めた特別番組「Find your style」を放送予定!(※再放送有)。詳細については下記のURLにてチェックすべし!
初回放送:6/26(月)20:00-20:30 J SPORTS 3
再放送①:7/02(日)22:00-22:30 J SPORTS 3
再放送②:7/06(木)18:20-18:50 J SPORTS 1
再放送③:7/08(土)10:00-10:30 J SPORTS 2
再放送④:7/13(木)25:00-25:30 J SPORTS 3
www.galante.jp [問い合わせ]
セイコーウオッチお客様相談室0120-061-012太田泰輔=写真 菊池陽之介=スタイリング YOBOON=ヘアメイク 柴田 充=文 オアシス&アラソアン千葉東浪見店=撮影協力