①「クリスチャン ロス」のサングラス
グランジ全盛期に青春時代を送った我々OC世代ならば、ひと目で「あれね」となるこちらのサングラス。当時からそれっぽいのは多数あったけれど、クリスチャン ロスの「6558」というモデルが本家。
1993年のリリースから早20余年の時を経て、このたび「再構築」されたのである。最先端技術でカッティングされたフロントリムは、当時の印象を保ちつつの、現代的なスマートさ。そこにトレンドのフラットレンズを組み合わせている。生きていればいいオッサンだったであろうカートにも、きっと似合ったことだろう。
②「トレトン」のスニーカー
ローテクスニーカー選びは、ドがつく定番に落ち着きがち。俺にはこれさえあればいい的な。もちろんその視点も悪くはないが、目先を変えれば秀作が多いのもこのジャンルだ。例えば、トレトンの「ナイライト」。スウェーデンの老舗が1967年にリリースした名作で、同国のテニス選手、ビヨン・ボルグ(懐かしい)ほか、ビリー・ジョエル、意外やケネディ元米国大統領も愛用していたという。アップデートを続けて今年で誕生50周年。今では多くのスニーカーブランドに信頼されているオーソライト社の中敷きを備え、履き心地も申し分なし。たまには違う味のローテクを堪能するのもありでしょ。