「あー、どこか南の島でゆっくりしたい……」。⽇々仕事に追われ、⾃宅に戻ればバタンキュー。気がつけば朝、重い腰をあげて仕事場へ向かう。そんな毎⽇に嫌気が差している⼈も多いはず。すべては寒い冬のせい? いやいや、もう春だぜ。 とはいえハワイなど海外に⾏くには3泊でも強⾏スケジュール。1泊、せめて2 泊で⾮現実へ。そこで浮上する⾏き先が、⽇本最南端である沖縄。なかでも⽯垣島は固有の⾃然がまだまだ残っていて、⽇常のデトックスにはもってこい。と、⽬的地が決まったところで問題は何をするか。どうやら、“まったり”なんてしていられないほど楽しいアクティビティが、⽯垣島にはあるようで。
⼭も海も、思いっきり駆け回ることで⼿に⼊れる「感動の向こう側」
島⼀周するのにクルマで約2時間半ほどの⽯垣島。海がキレイなのは⾔わずもがな。1年を通してダイビングやシュノーケリングが楽しめる場所として、さまざまな専⾨誌でも紹介され、世界的にも多くのダイバーたちが訪れる地でもあ る。またスリリングな引きを体感できるルアーフィッシング。⽯垣島沖のモンス ターフィッシュを仕留めたいと釣りをメインに楽しむ観光客も少なくないようだ。と、⽯垣島=海というイメージが強いが、もちろん⼭遊びも捨てたものではない。例えば沖縄県⼀⾼い⼭、標⾼525.5mの「於茂登岳(おもとだけ)」へのトレッキング。頂上から⽯垣島を⼀望する素晴らしい景⾊を味わってみるのも良いものだ。ということで、いざ!沖縄最⾼峰「於茂登岳」へ。
「登⼭ではないんでしょ? トレッキングなら楽勝!」「東京の⾼尾⼭が標⾼ 599m だから⼤したことないでしょ」と思った⼈、油断は禁物。於茂登岳は標⾼以上に登り応えのある⼭。その道中は南国特有のジャングルで、滝あり岩あり、ぬかるみあり。巨⼤なシダ植物や川を抜けて⾏く道中は思った以上にハードなのだ。しかし、グリーンシャワーを⾝体⼀杯に浴びてのトレッキングは最⾼に気持ちいい。そして約1時間で到達した頂上からは、島を⼀望できる絶景が眺められる。そこに吹く⾵、波の⾳、緑の匂い……それを五感をフル稼働させて味わえば、ここまでの疲れなんで吹き⾶ぶはずだ。
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