今シーズンのメガネにおける最重要ワード「ダブルブリッジ」。レンズとレンズをつなぐ橋“ブリッジ”が2本になっているクラシカルなタイプをそう呼ぶのだが、今年はこのダブルブリッジが大盛況。そこで、注目ブランドがリリースした新作6点をピックアップ。クセがありそうと思いきや、意外と掛けやすいモデルが揃っているようで。
「ネイティブサンズ」のミスターモジョ
小ぶりなボストンをベースにブリッジでアクセントを加えた。バイクやサーフをルーツに持つブランドらしい、繊細ながらどこか硬派なメタルフレームだ。
「マサヒロマルヤマ」のMM-0027
左右でわずかにアシンメトリーを描くフレームが特徴的な1本。あえて目立つように設計されたパーツのつなぎ目からも、モードな薫りが漂っている。
「マイキータ」のエスキッド
気鋭のドイツブランドが放つ、洗練されたアビエータータイプ。ミニマルデザインを突き詰めた一方で、ステンレススチールを用いて軽さも追求した。
「アルマミカ」のルート
クラシカルなデザインと、抽象画家でもある女性デザイナーの独特な色彩感覚がマッチ。丸みを帯びたフレームも相まって、優しい表情を生む。
「マックス ピティオン」のポラリス
インパクト特大のセルフレームは、ヨーロッパヴィンテージを十八番とするブランドならでは。とはいえサイズ感が程良く、掛けにくさはない。
「クレモントガバナー」のフィッツロイ
飾り気のない細身のメタルが危うげな色気を放出。縄手のモダンなどのディテールに創業130年超えの老舗ファクトリーブランドらしい技が光る。
ダブルブリッジはもともと、負荷のかかりやすいレンズ周りの強度を高めるために生まれたらしい。そんな歴史的背景を知ってか知らずか、オッサンに力強く精悍なイメージをもたらしてくれる秘策的メガネ。男っぷりと目ヂカラをアゲるアクセントとして、いかがだろうか。
G.B.ガファス
03-6427-6989
モデル=森田晃嘉(スタイリスト) 恩田拓治=写真 松田有記=スタイリング 松野仁美=ヘアメイク