海を感じる暮らしは、誰にとっても気持ちがいいし憧れる。ビーチフロントに住むのがベストだけど、いまの自宅が都心や山の近くにあっても方法はある。自宅とは別に拠点を作ったり、賃貸暮らしなら思い切って海近くに家を建てちゃったり…。「海な家」を手にしたいなら、諦めるのはまだ早い。名実ともに“オーシャンズ”になる方法を紹介しよう。
方法1:とりあえず海近暮らしを“試して”みる
夢と現実の具合を計る、一週間の試住サービス
いきなりの移住はハードルが高い。ならば一週間から試しに住む「試住」はどうか。潮風の具合、近隣の様子、ゴミ出しの方法、等々。暮らす目線で、神奈川の鎌倉や横須賀などの海辺の物件を体感できる。写真は古民家体験ができる神奈川・葉山の家。
19万5,300円~(7日以上)/マイクロステイ
方法2:クルマでけん引できる小屋で海まで行く
家を持ち運ぶという発想で生まれた“住箱”
スノーピークと世界的建築家の隈研吾による、木のパネルで覆われた異色のトレーラーハウス。車輪は目立たず、窓や出入り口を閉めればシンプルな“住む箱”に。気軽に2拠点を始められる。一般販売は今春予定で、家具やギアも開発中。
スタンダードモデル350万円/スノーピーク
方法3:自分だけの“海小屋”を、セルフビルドでつくる
ログハウスの名門が出した約6畳の小屋
プラモデルを作るように、届いたログ材を組み上げていくだけで完成するBESSの小屋「イマーゴ」。約6畳のコンパクトサイズは、趣味のサードプレイスに最適だ。建築申請も不要なので、場所さえあればOK。大きな窓が特徴のイマーゴR(写真上・下)と三角屋根のイマーゴA(写真中)がある。
各89万9,000円(税・送料込み)/BESS
プロサーファー中村竜たちが企画したサーフな“海小屋”
住宅会社ベツダイが発売した「サーフスタッシュ」。ガレージのような風合いは、“秘密の海小屋”という言葉に相応しい。展開される3モデルはすべて約5畳の広さで、オプションでサーフボード用のラックを取り付けられるなど、カスタマイズできる余白に使い手の想像力がかき立てられる。写真は最上位モデル。
220万円/ベツダイ
方法4:「海な家」が得意なビルダーたちに建ててもらう
サーファーの気持ちがわかる「海な家」「波乗不動産」という名前が物語るサーフなムードと快適設計
オフィスを日本屈指のサーフタウン千葉県一宮町に構える、バンブリックが運営する波乗不動産。モダンなデザインにサーフテイストを交えた家を多く手掛け、海上がりにウエット姿のまま帰宅できるよう玄関にシャワールームを設置するなど、実用性を備えた物件を得意とする。
バンブリック千葉県長生郡一宮町一宮10091-1
TEL:0475-40-6600
受注エリア:施工は千葉・外房、設計は全国
予算:施工60万円~/坪、設計費は総工費の5~10%
http://www.naminori-jpn.comガレージハウスで「海な家」海も山もバイクもクルマも。遊びの達人の全部を収める家づくり
海のアクティビティに道具は必須。しかしサーフボードやウエットスーツの数が増えれば収納する場所に困ってしまう。そこで注目したいのがガレージハウス。湘南にオフィスのあるソラシオでは趣味人のライフスタイルに合う家づくりを得意とする。
ソラシオ神奈川県藤沢市鵠沼海岸5-11-24
TEL:0466-35-7770
受注エリア:東京・神奈川
予算:非公開
http://www.solasio.co.jp 都心では味わえない開放感と爽やかな風が、そこにはある。アイデア次第で、海はすぐそこにやってくる。いまの環境やライフスタイルに合わせて、最適な形を選んでほしい。