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2021.02.14

ニュース

Def Tech・Microの新ユニット始動。コロナ禍の向かい風も音楽でポジティブに

来年はもちろん、来月どうなるのかさえもわからない今。時間はいつものように過ぎて行くけれど、どこか閉塞感を感じている人も多いはずだ。
そんななかで届いた、明るい未来を予感させるメッセージ。
「雨も晴れも 何もかもが 今は向かい風 すべて乗り越えていけたら追い風」。
これはWST(ダブスト)の1stシングル、「Offshore~Cafe Latte Song~」の一節である。
WST(ダブスト)の1stシングル「Offshore~Cafe Latte Song~」
Shu Doso[左]とMicro[右]。ユニット名のWSTは、“Straight Street”が由来だという。
Def TechのMicroとShu Dosoによるユニット、WST。2人はともにストリートカルチャーのど真ん中で育ってきた同級生であり、サーフィン仲間でもある。
それぞれに経験を積んでオトナになった彼らが、「今の自分たちだからこそ、この時代に伝えられるメッセージがある」と、プロジェクトの発足に至った。
こちらが「Offshore~Cafe Latte Song~」のジャケット写真。
冒頭で触れた「Offshore~Cafe Latte Song~」という楽曲は、コロナ禍で出かけたくとも難しい人たちに、音楽を通して旅を楽しんでほしいという2人の思いから制作された。
タイトルにある“Offshore”は、サーフィンの専門用語で海に向かって吹く風を指す。それは、波のコンディションが良くなる合図。今は向かい風が吹いていても、未来に飛翔するために必要な風である。
この曲には、そんなポジティブなメッセージが込められているのだ。
 
「多くの人に届いているかと言えば、まだまだそうじゃないから満足はしていないけれど、聴いてくれた人のコメントを読むと、ちゃんと僕たちのメッセージが伝わっていることが実感でき、うれしく思っています」と2人は話す。

そして彼らは現在、2ndシングルのリリースのため、スタジオで鋭意制作中。
「2曲目のタイトルは『Why』。コロナ禍で誰にも先が見えないけれど、僕らは人類がウイルスとの戦いに勝利した、その先にある“希望の歌”としてこの曲を作りました。今を生き抜くメッセージソングです」。
既にWSTのYoutubeチャンネルには「Why」のティザー動画がアップされていて、楽曲の片鱗を感じることができる。

「僕らの作る音楽や映像は、ストーリー性が高いので、これらを軸にショートムービーや映画、ドラマなどに展開していきたいですね。ゆくゆくは、世界に向けてエンターテインメント×くらし(ライフスタイル)を提供するプラットフォームを制作したいな、と思っています」。
「ストリートは生き方」と考える彼らが、海と街を行き来しながら感じたことや、伝えたいことを、音楽に込めて発信していくWSTのプロジェクト。
その音と映像は、優しく耳に届き、心の中に広がっていくだろう。彼らのこれからの活躍は、Youtubeでチェックを!
 
川瀬佐千子=文


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