どんなにいいモノであろうと、使い込むほどにヘタっていき、違う用途を任されるようになるも、最終的にはペラペラのゴワゴワになって、役を終える。タオルの一生である。
そんな生き方に逆行し、洗うたびにふんわり“成長する”タオルがあるという。その名も「育てるタオル」。
成長する秘密は、その糸にある。ねじって撚った綿糸に水溶性糸を合わせ、さらに1000回以上撚って完成する「スポンジーコットン100」は、世界7カ国で国際特許を取得した綿糸。
出荷の段階では、一度洗いをかける水溶性糸をすべて溶かした状態にする。そうすることによって綿糸に隙間ができ、そこに空気が入っていくことで、ボリュームのあるタオルへと育っていくのだ。
さらに糸が空気を含むことで、吸水力と速乾性までぐんぐんアップするのもポイント。従来のタオルのような、使い込むほど薄く、固く、水を吸わなくなる……という残念な展開とはもうおさらばだ。
ところで毛羽落ちはどうなの? と気になる人もいるだろうが、その点もご安心を。
タオルに使用する糸は、一般的なモノよりも倍ほど強く撚った特殊技術で作られているので強度は抜群。毛羽落ちや繊維の痩せも少なく、柔らかい風合いや吸水力もキープしてくれるから長く愛用できる。
フェイスタオルだけでなく、バスタオルやスポーツタオル、さらにはローブまで幅広くラインナップ。ギフト用ボックスも充実しているので、贈り物にもおすすめだ。
前代未聞の“成長する”タオルがあれば、重ねた年月の分だけ愛着がどんどん増していきそうだ。
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橋本マリア=文