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2021.05.01

ライフ

いい音といい椅子を“ウチのソト”に持ち出して、ゴールデンなひと時を

大手を振っての行楽は、まだ気が気じゃない。であれば、テラスやベランダのような“ウチのソト”を満喫するのも妙手。
心地いい陽射しを浴びながらワイングラスなんかを傾けた途端、普段の景色がちょっとだけ違って見えたりするわけだ。そのためには、身を委ねるモノに気を配るのがいい。
自室からお気に入りのインテリアを引っ張り出して、高級リゾートにも劣らないリラックス感を味わってしまおう、というわけである。
しかも今季は冒頭のようなジレンマに反応してか、屋外に持ち出したくなるスタイリッシュなアイテムが続々リリースされている。
畑違いの“名家”同士による、至極のコラボレーション。ボタンの突起などを排除したミニマルなフォルムのポータブルスピーカーを、サンローランらしいブラックで再構築した。エレガントな曲線を描くドーム部分から、パワフルかつ高質なサウンドが360°広がる。ストラップにはブラックレザーを使い、ゴールドのメタルパーツがアクセントに。電源はバッテリー式。フル充電で最大24時間の連続再生が可能。6万6000円/サンローラン×バング&オルフセン(サンローラン 0120-95-2746)
メゾンのセンスが宿る漆黒のポータブルミュージックスピーカーでグッドサウンドに耽るもよし、雨風に負けないタフネスを備えた名品チェアでまどろむもよし。
1938年にデザインされ、羽を広げた蝶のような優雅な佇まいから“バタフライチェア”と呼ばれてきた北欧家具の名作。そのアップデート版として、機能性に定評のあるサンブレラ社製のタフなアウトドアファブリックを採用したのがこちら。フレームは耐腐食性に優れたガルバナイズドフレームとインドアフレームの2種類から選べる。H90×W85×D85cm。7万9200円〜/クエロ(ロイヤルファニチャーコレクション 03-3593-3801)
そう考えると今は、より豊かなライフスタイルへのいい転換期だったりするのかも。GOLDENな週間をGAMANだけで終わらせないための選択肢。そして大手を振って出かけられることになったら、これらと一緒にもっと遠くに行きたい。
 
清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 増山直樹=文


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