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2021.02.26

ライフ

細かい仕事ぶりを褒める上司は20代からうざがられる


「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは……

電話をするのに別室にこもる若者

これまで多くの新人を迎え入れてきましたが、彼らの中での「あるある」として、「電話をするときに別室にこもる」という現象があります。
最初は周囲にうるさいから気を使っているのかと思っていたのですが、どうもよく聞くとそうではないようです。単純に、周囲の先輩や上司に自分が電話で話しているのを聞かれて、言葉遣いや内容について細かいことを言われるのが嫌だからというのが理由でした。
確かに、最初は自分の机で話していたのに、周囲に「あの言葉遣いはないな」とか「お、結構上達してきてるじゃん」とか言われた挙句、若者は別室にこもるようになるのでした。
 

「観察されたい」となど思っていない

管理職教育の研修などではよく「上司たるもの部下の日頃の行動をきちんと観察しておくべし」と言われます。私もたまに言ったりしてしまっています。
もちろん、部下のやっていることをきちんと把握していなければ、マネジメントはできません。しかし、部下の若者のことを「把握」することと、「観察」することは微妙に違います。「観察」は対象の実態を知るために注意深く見ることですが、別の言い方をすれば「じろじろ見る」ことです。
実験動物ではないのですから、上司からずっとじろじろ見られていることは、若者にとってはストレスです。誰も観察して欲しいなどとは思っていないでしょう。


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