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2021.02.12

ライフ

謝罪がやたらにうまい上司は20代からうさんくさがられる


「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは……

トラブルシューティングこそ上司の役割?

平時にはあまり働かなくても、危機の際には力を発揮してくれて、チームを救ってくれる上司は良い上司である……というのは一見すると否定し難いように思えます。
平時であれば、部下に権限を移譲して自由にやらせてくれるというのも良い感じですし、有事の際には逃げることなく勇気を持って先頭に立つ。確かに素晴らしいではないですか。
そう思って、世の中の上司の方々は、ピンチになると俄然やる気になって、腕まくりをして出てきます。極端に言うと、日々「何かまずいことが起こらないだろうか」と待っているかのようにも見えます。

ファインプレーの落とし穴

しかし、有能な若手部下であれば、そもそもそのトラブルシューティングというファインプレーは必要だったのかと思っているかもしれません。
以前、「ミスタープロ野球」長嶋茂雄氏が観客を魅了するために、守備の際にあえて一歩遅れて飛び出し、最後はダイビングキャッチをするというようなことを話していたような記憶があります。
確かに、ひとつのショーでもあるプロ野球においてはそういうことも価値あることでしょう。ちゃんとしたタイミングで飛び出せば、普通のゴロに見えて、ドキドキも何もしないからです。
ところが、それはビジネスでは必要なことでしょうか。


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