ビームス、アーバン、シップス。人気セレクトで見つけた“本命”エコバッグ

「“本命”エコバッグ」とは……
世界には、想像もつかないほどのファッションアイテムがある。そんな玉石混交なアイテム群から“玉”ばかりを見つけてくるのが人気セレクトショップだ。
今、無数にあるエコバッグのなかから“本命”を選ぶなら、やはり彼らの審美眼を借りない手はない。
 

【ビームス ジャパン】日本製の優秀さ、ここにあり

言わずと知れたビームスを代表する人気ライン、ビームス ジャパン。日本の伝統やモノ作りにスポットを当て、食、ファッション、カルチャー、アート、クラフトなど、幅広く日本の魅力を世界に発信している。その特色は、シンプルなエコバッグにも存分に落とし込まれていた。

こちらは、手仕事の大切さを今に伝えるブランド「アーツアンドクラフツ」などを手掛けてきたバッグ＆アクセサリーメーカー「エバーグリーン」とのコラボ作。ビームス ジャパンの設立以降の定番として好評を得ているロングセラーモデルである。

デザインは型から依頼し、その作りは内側の仕切りやポケットなどを一切取り除くなど、至ってシンプル。キャンバス生地は屈強で頼もしく、各所の縫製もタフ。何年使ってもヘタれない堅牢性と普遍的なデザインは、まさに“エバーグリーン”である。
 

【アーバンリサーチ】音を感じる、釜山発ナップサック

こちらのバッグは韓国釜山発の高感度ショップ、サウンドショップバランサ謹製。古着やレコードの熱狂的コレクターでもあるオーナー、キム・ジフンが選び抜いたアイテムはどれもセンスに溢れ、どこかに“音楽”を感じることでも有名だ。今やその注目度はアジアを飛び越えて世界へと飛び火している。
韓国最先端で生まれたこのエコバッグは、シャリ感のある生地を使用したスポーティなナップサックタイプ。中央にショップロゴを大胆に配置し、一部を重ね合わせるようにアレンジしたそのアプローチは、まさに音楽に造詣が深いキム・ジフンらしいアイデアである。肩掛けしてもいいし、ラフに手持ちしてもいいかもね。
 

【シップス エニィ】カラバリ豊富、大人買いもOK

エコバッグの重要度が飛躍的に高まった今、エコバッグもスニーカーのようにコーディネートに合わせて選ぶ必要が出てきた。ならば、お財布にも優しいうえに、全11色と豊富なカラーバリエーションを誇るシップス エニィのアイテムは打ってつけ。

バッグは内ポケに小さくまとめられるパッカブル仕様なので、いくつあっても邪魔にならない。斜め掛けできるショルダータイプというのもエコバッグにしては珍しく新鮮だ。
コーデに合わせてエコバッグを変えるだけでなく、家族分揃えて楽しむのもいい。せっかく環境を想うなら、そんな心のゆとりも持ちたいものだ。
菊地 亮＝文