OCEANS

SHARE

2020.07.21

ライフ

人生を豊かにしてくれる、サーフィンと犬の素敵な関係

近代サーフィンの父、伝説的サーファーのデューク・カハナモクも犬を飼っていた。犬種は温和な性格のグレートデーン。保安官時代にはオフィスに連れてくる姿もあったという。
3度世界チャンピオンに輝いたプロサーファーのミック・ファニング。
また彼の生きた時代には愛犬と一緒に波に乗る光景が見られた。近年こそドッグサーフィンのコンテストは各地で開催されているが、既にその礎は1900年代初頭のワイキキにあったことになる。
かようにサーフィンと犬の関係性は長い。そして両者は深いところでもつながっている。どちらも人生に豊かさを与えてくれるという点においてだ。
前者は波に乗るだけで高揚感を覚え、後者は目が合うだけで“幸せホルモン”のオキシトシンが分泌される。ともにセラピー効果が期待され、波乗りセラピーの効果測定にアメリカ海軍は100万ドルを投下し、セラピー犬は既に医療現場で活躍中だ。
しばらくは人と会いづらく今までの人らしい暮らしが難しくなると言われる。そんな時代に幸せを手に入れる方法なのである。
memo
写真は3度世界チャンピオンに輝いたプロサーファーのミック・ファニング。ドッグフード会社の経営に投資家として参画する愛犬家だ。
同じく世界的なトッププロ、デーン・レイノルズもフレンチブルドッグを飼うドッグオーナー。過去にはスポンサーであるヴァンズのキャンペーンビジュアルに一緒に登場したことがあるほどの犬好きである。またドッグサーフィンコンテストは日本ドッグサーフィン連盟による大会など国内でも開催されている。

小山内 隆=編集・文


SHARE

次の記事を読み込んでいます。