藤井隆行の視点。私的傑作批評 Vol.4
2020.07.05
LIFE STYLE

センスのいい除湿機探し。ノンネイティブ・藤井隆行さんが3台持ちするブランドは?

「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは……

冷蔵庫や洗濯機など消費電力が大きい家電は、デザインよりもエコな視点で選ぶため日本メーカーの製品を使っています。自宅も事務所もショップもすべて再生エネルギーを使っていることもあり、電気を大切に使いたいという思いが強いんです。

一方、除湿機や加湿器、空気清浄機など、部屋の目立つ場所に置くものは、できるだけシンプルでデザインの良いものを選びます。

インテリアとしても美しい。シンプル・イズ・ベストなスイスデザインの除湿機

スタドラーフォームの商品は、蔦屋家電で見つけました。ここの製品はどれも家電というよりは家具に近い佇まい。

ベタな白物家電だと主張が強すぎて、居住空間では浮いてしまうけれど、これならすんなり馴染む。でも決してレトロではなくむしろ未来を感じさせるデザインです。

スタドラーフォームの「テオ」

スタドラーフォームの「テオ」
H516×W305×D216mm 2万7000円/スタドラーフォーム(アントレックス 0120-813-321)

1998年設立のデザイン家電ブランド。すべてのプロダクトはスイス人デザイナーにより設計されている。「テオ」は2020年の新商品。カビや結露の発生を抑え、除湿量が多いので、湿気の多い季節には強い味方。

僕は海の近くに住んでいるので除湿機は必需品です。スタドラーフォームの「テオ」は見た目もスペックもシンプルながら、しっかり防カビ対策ができてうれしい。玄関やクローゼットなどカビの生えやすい場所にも使えるので、我が家には今3台あります。

はっきり言って日本メーカーの除湿機に比べると機能は少なく、40・50・60%の湿度設定と連続運転、そしてタイマーは1〜7時間の設定のみ。

スタドラーフォームの製品は、除湿機なら除湿だけ、加湿器なら加湿だけ、と目的が明快ですが、だからこそ壊れにくいのではないでしょうか? 丸みのあるラインやマットな質感、表示パネルで使用しているフォントなどデザインは優れており、部屋に置いてあっても空間の雰囲気を壊しません。以前使っていた多機能な除湿機は、部屋の隅で隠すように使っていたなあ。

これをきっかけにすっかりスタドラーフォームにハマり、空気清浄機、加湿器、扇風機も続けて購入。商品名が誰かの名前みたいなところも気に入っています。

買い物に関して、ここ数年のテーマは「あまり買い替えずに長く付き合うこと」。この除湿機は間違いなくそうなりそう。いいモノって飽きないんです。

[藤井隆行 プロフィール]
東京を代表するブランド「ノンネイティブ」のデザイナーで、ファッションからライフスタイルまで一貫したこだわりを持つ。今はなぜかボリュームのない靴に食指が動く。アディダスのスタンスミスやメゾン マルジェラのジャーマントレーナーなどを衝動買い!

「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは……
世の中のありとあらゆるプロダクツから、「ノンネイティブ」藤井隆行さんが独自のセンスと審美眼でモノをセレクト。デザインとは? 実用性とは? 買い物の醍醐味とは? ブランド名や巷の情報に惑わされず、本当に自分に必要なモノと出会う方法を指南。
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竹内一将(STUH)=写真 町田あゆみ=文

# 私的傑作批評# 藤井隆行# 除湿機
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