SEAWARD TRIP Vol.81
2019.10.11
LIFE STYLE

日本のビーチの市場価値 〜Future Task〜

ただくつろぐだけでも気持ち良い時間を過ごせ、サーフィンをした瞬間に人生は大きく変わってしまう。ひとつのシーンからそんな海の魅力を発見していくコラム。

今回は「Future Task」

インド洋が広がり、開放感に浸れるバリ島のビーチサイドには、プールやレストラン&バー、DJブースなどがある複合施設の「ビーチクラブ」(写真)が点在。

先日、久々に会った北海道のニセコへ移住した知人が言っていた。

「今も冬になればアメリカ、オーストラリア、北欧、中国など、世界中からスキーヤーやスノーボーダーがやって来るし、ホテルやリゾートマンションへの外資による投資も続いています。それは山や雪のクオリティが世界レベルにあって、市場規模が1億2000万人だけではないからなんです」。

なるほど、日本人だけを対象としていないから熱狂は続いているのである。

では日本のビーチの価値や市場規模はどうか。1億2000万人を超える人たちに興味を抱いてもらえるビーチは、日本の海岸線にどれだけあるか。おそらく現状は非常に少ない。だから増やしていきたい。

例えば、リゾート化を進めて欧米からのゲストを増やしたバリ島や、日本と同じく冬のあるオーストラリアのボンダイビーチのように。海辺を居心地の良い環境にすること。自国の五輪で海を舞台にする新競技が加わった今、これは未来への課題である。

memo
インド洋が広がり、開放感に浸れるバリ島のビーチサイドには、プールやレストラン&バー、DJブースなどがある複合施設の「ビーチクラブ」(写真)が点在。リゾート気分を満喫できるスポットとして人気を集めている。いわばバリの現代的な“海の家”なのだが、ラグジュアリーな趣が特徴で、“海の家”と聞いて思い浮かべる昭和的なそれとは一線を画す。グローバル基準において居心地の良い場所が海に多くの人を呼び寄せる一例といえる。

熊野淳司=写真 小山内 隆=編集・文

# seaward# ビーチ# 市場価値
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