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2019.07.24

あそぶ

年3回は帰省する魅力の尽きぬ町。熊谷隆志が案内する故郷・盛岡


ファッションを軸にライフスタイル全般への好奇心が止まらない。高い感度と鋭い観察眼を持った熊谷隆志が日々直感する瑞々しい「お洒落」をモノ・コト・ヒト、全方位的にピックアップ。誰に何をいわれようが、オーシャンズ世代の先頭をただ突っ走るオトコを、今月も追いかけてみた。


僕は高校を卒業するまで岩手県・盛岡市に住んでいましたが、10代の頃はまだ盛岡の本当の良さに気付けていなかった。それが、大人になって帰省するたびに、美しい自然や見事なクラフト、おいしい料理やお酒にどんどん魅せられていき、今では年3回ほどですが実家に帰るのが楽しみに。ますます興味が深まり、毎回魅力を再発見しています。

実家の工房からバイト先だったレストラン、最近気になるセレクトショップまで、極私的・偏愛的な盛岡案内です。

 

1625年創業。伝統の南部鉄器
鈴木盛久工房


1625年創業。伝統の南部鉄器 鈴木盛久工房 僕は毎朝、うちの鉄瓶でお湯を沸かしてコーヒーを淹れています。


僕の実家は、江戸時代から岩手県の伝統工芸・南部鉄器を作っている老舗。現在は母が鈴木盛久15代目を務めており、弟が修業中。アートの現場で育ったことは、やはり僕の人間形成にとても影響していると思います。

うちの鉄器は少しブラウンがかっていて見た目がいいし、使い勝手も抜群。後世に受け継がれていってほしいです。




住所:岩手県盛岡市南大通1-6-7
電話番号:019-622-3809
営業:9:00〜17:00 日曜定休
www.suzukimorihisa.com


 

選ぶのも楽しい名物コッペパン
福田パン[長田町本店]


選ぶのも楽しい名物コッペパン 福田パン[長田町本店] かなりのボリュームですが、やはり甘辛1個ずつが熊谷式。


ここのコッペパンは、僕が通っていた高校でも売っていたのでまさに青春の味。すぐ売り切れてしまうため、昼休み前にフライングして入手していた。

ハンバーグやナポリタンといった惣菜パンもおいしいですが、あんバターやピーナッツバターといった甘いコッペパンもたまらない。盛岡市民にとってはソウルフードのひとつです。




住所:岩手県盛岡市長田町12-11
電話番号:019-622-5896
営業:7:00〜17:00 (※売り切れしだい終了) 不定休




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