梅雨のガッカリをスマホで回避!雨空の下でもヘタレない男になる4つのツール
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高温多湿な気候に加え、最近ではいわゆるゲリラ豪雨への対策も欠かせない日本の夏。服装や髪形をバッチリ整えたのに、突然の雨でずぶ濡れになってしまっては、せっかくのダンディも台無しになってしまう。
夏でもクールに決めたいなら、この季節は特に天候の変化対しても敏感な男性になっておきたいところだ。そこで、梅雨や夏のゲリラ豪雨対策に役立つアプリをまとめて紹介しよう。
スマホを空にかざして、雨雲の動きや状態を直接把握
天気予報では雨の予定だが、今のところ降り出してはいない……。そんな微妙な状況で、自宅や会社から最寄り駅に向かったり、コンビニへ買い物に行ったりする用事ができた場合、傘を持つべきか否かで悩んでしまう男性は意外と多いはず。そこでオススメしたいのが、「Go雨! 探知機 -XバンドMPレーダ-」(Android/iOS)だ。

国土交通省が整備を進めている最新型気象レーダ「XバンドMPレーダ」の観測データを使うことで、現在地付近の雨雲の動きや雨量をビジュアルで把握できるこのアプリ。
最大の特徴は、端末のカメラを上空にかざすことで雨雲の状況が視覚的に把握できる「ARモード」にある。屋内でも利用できるため、オフィスや地下鉄内でも、上空の雨雲の様子を把握できるのがうれしいところ。レーダ画面で遠い雨雲の位置も確認できるので、微妙な天候で傘を持つかどうかの判断をする際に役立ってくれるだろう。
予想される雨量によって通知の有無を指定できる点が便利
雨降りを事前に通知する天気予報アプリを使っていると、通知が空振りに終わったり、降ったものの小雨以下の雨量だったりすることがよくあるもの。
用心するに越したことはないとはいえ、なるべく余分な荷物を持ちたくない男性ならば、確実に傘が必要なとき以外は、通知をしてほしくないと思うこともあるだろう。そんなニーズに応えてくれるのが、「あめふるコール」(Android/iOS)だ。

気象情報をもとに、指定したエリアで一時間以内に雨が降り出すと予想された場合にプッシュ通知をしてくれるアプリだが、弱い雨(5mm未満)、本降りの雨(10mm以上)というように予想される雨量によって通知の有無を設定できる点がいちばんの魅力。
これならば、無駄に傘を持つリスクも減るだろう。10分ごとの天気予報や、雷の回避法などの防災情報を入手できるのも便利なところだ。
梅雨時の夫婦喧嘩回避にも役立つ洗濯予報アプリ
気温の上昇とともに増えてくるのが洗濯物。とはいえ雨が多い時期だと、洗濯機を回すタイミングも限られてしまう。こんなとき、余分な洗濯物を出そうものなら、パートナーの逆鱗に触れるのは確実。穏やかな家庭生活を営みたいのなら、「COCORO WASH」(Android/iOS)を利用し、近々の洗濯指数を確認しておこう。

シャープ製洗濯機との連携が基本となるアプリだが、単独でも利用可能。自宅のエリアを登録することで、数日先までの“洗濯指数”を教えてくれる。当日の場合なら2時間ごとの指数もわかるので、機嫌よく洗濯物を受け取ってくれるタイミングを見計らうのにも便利だ。
素材や汚れの種類ごとに適切な洗濯法や応急処置も教えくれるので、自分で洗濯をする際にも役立ってくれるだろう。
天気が不安定な時期の体調管理には気圧の把握も重要
年齢を重ねるうちに、天気が悪くなることで気分が沈んだり、頭痛や体調が悪くなったりする機会が増えたと感じている男性は少なくないはず。その原因のひとつと考えられているのが、気圧の急激な変動だ。「気象病」や「天気痛」という言葉を耳にしたことがある人もいるだろう。
天気が原因だけに回避することは難しいが、「頭痛ーる:気圧予報で体調管理 – 気象病・天気痛対策アプリ」(Android/iOS)を使い気圧の変化を事前に知っておけば、ある程度の対策を取ることができる。

指定したエリアの気象情報とともに、気圧の変化予測をグラフでチェックできるのがいちばんの特徴。爆弾や矢印のアイコンをみれば、注意すべきタイミングをひと目で確認できる点も魅力だ。
基本機能は無料で利用できるが、有料のプレミアム会員になることで、自動的に現在地の予報が入手できるほか、プッシュ通知などのサービスを追加することも可能。天気が目まぐるしく変化する季節に備え、用意しておきたいアプリのひとつといえるだろう。
天気のせいだからといって、ジメジメした気候や夕立への対策を怠り諦めていると、心身ともに調子が悪くなってしまうもの。気力だけでは乗り越えられないことが増えてきたお年頃だからこそ、大人の余裕で対策を万全におこないたいものである。
石井敏郎=文