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海をルーツに “現在アート” のシーンへ 〜Resin Works〜

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ただくつろぐだけでも気持ち良い時間を過ごせ、サーフィンをした瞬間に人生は大きく変わってしまう。ひとつのシーンからそんな海の魅力を発見していくコラム。

今回は「Resin Works」

教えてくれたのは、現代美術を紹介する東京・神宮前のギャラリーターゲットで個展を開いていたアーティスト、ハイダッチさん。

近代でも現代でもなく、現在のアートが熱い。昨年の「原宿オークション」で、アーティストのカウズが絵を描いたスケートデッキが1000万円超で落札された。20年ほど前の東京でのグループショーでは、類似のデッキが3万5000円で値付けされていたという。

教えてくれたのは、現代美術を紹介する東京・神宮前のギャラリーターゲットで個展を開いていたアーティスト、ハイダッチさん。彼は、スマホで入札できる時代の到来を一因に「アーティストは亡くなってからではなく、今、評価される時代になった」と言った。サーフカルチャーをルーツとする彼も新しい波の到来を意識する。

合板に毛糸を巻き、樹脂を積層し、ヤスリで磨く製法は変わらない。しかしモチーフと完成度が変わった。海以外からのモチーフも多く、仕上がりはツルツル。その進化は海に行かない人からの関心を引くためのもの。そして、より大きなステージから海のカルチャーを伝えていきたいという、心意気の表れである。

memo
オークションでの値が上がるほどアーティストの価値は上がり作品への関心も高まる。今回の個展で、ハイダッチさんは「海洋プラスチック廃棄物を食べた魚」という作品の素材として、サーフィンに行った際に海で拾ったゴミを使った。さらに同作品の売り上げの10%を国際環境NGOのサーフライダーファウンデーションに寄付するという。作品の値が上がれば寄付額も上がる。そうして海がより良くなる循環作りをアートで行いたいと、彼は言う。

木全義将=写真 小山内 隆=編集・文

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