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2019.03.10

ライフ

この冬、聖地ハワイを騒がせた話題の1本 〜Big Pipe〜

ただくつろぐだけでも気持ち良い時間を過ごせ、サーフィンをした瞬間に人生は大きく変わってしまう。ひとつのシーンからそんな海の魅力を発見していくコラム。

今回は「Big Pipe」

松岡慧斗は1990年、宮城県生まれのプロサーファーであり日本を代表するビッグウェーバー
暖冬とはいえ、骨身に染みる寒い日もあり、既に春の訪れを待ち望む声を聞くことも。しかしそんな冬だから、今年もサーファーたちはハワイを目指す。写真のような季節限定の波を求めるためだ。とはいえ、冬にハワイへ行ったからといって、そう簡単にグッドウェーブは味わえない。一見さんでは行き届いたサービスを受けられない老舗の名店があるように、通ってこそ、その神髄に触れられるチャンスは訪れる。
松岡慧斗はハードな波を得意とするサーファー。冬にオアフ島へ通い続けることでローカルたちにも顔を覚えられ、近年はこれまでの成果を写真や映像という形で残している。その冬一番と思える波をキャッチし、乗りこなしてきたのだ。
この1本は、パイプラインというサーフスポットで開催されるコンテスト「ダ・フイ・バックドア・シュートアウト」で見せた満点ライド。チーム対抗によるこの大会に松岡は日本チームの一員として出場。個人リザルトでは3位を獲得した。
memo
松岡慧斗は1990年、宮城県生まれのプロサーファーであり日本を代表するビッグウェーバー。彼が参加した「ダ・フイ・バックドア・シュートアウト」は、パイプラインの波を得意とするサーファーだけが選ばれ出場できるチーム戦の大会。また松岡のライディングは、冬の間にオアフ島ノースショアで撮影されたライディング映像のベストを決める「オニール・ウェーブ・オブ・ザ・ウインター」にもエントリー。サイトでは映像を観ることができる。

ペドロ・ゴメス=写真 小山内 隆=編集・文


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