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一生の思い出になる家族旅なら絶対サファリ。行き先はこの3つ!

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子連れで143カ国を旅し、旅行会社「ファイブスタークラブ」を立ち上げた旅のプロフェッショナル・井原三津子さん。前回は子連れ辺境旅に必要な5つの心得を聞いたが、今回のテーマは“サファリ旅”だ。

「子供が3歳以上になったら、ぜひ野生動物を見せてあげてください」。そう語る井原さんが人生の「子連れ旅ベスト3」に挙げたのは、やはりアフリカや南米を舞台にした“サファリ旅”ばかり。

とはいえ、上野に赤ちゃんパンダを観にいくのとはちょっとわけが違う。それでも彼の地へ足を運ぶべき理由とは?

「小さな子供に世界遺産の遺跡やお寺を見せても、あまり喜ぶことはありませんよね。グルメや街並みの趣もまだわからない。でも、3歳にもなればほとんどの子供が動物は大好きです。広大なサバンナで走り回る野生動物を間近に見るのは、日本では絶対に味わえないですし子供も喜ぶ鉄板のレジャーです。家族にとって忘れられない体験になりますよ」(井原さん。以下カッコ内はすべて)。

そこで、子供を持つオーシャンズ世代にすすめたい!と、井原さんが熱を込める「子連れ旅ベスト3」がコチラ!


①猛獣界のビッグ5に会える! ケニア【マサイマラ動物保護区】

「サファリ旅で人気のケニア、そしてケニアに来たら外せないのがマサイマラ動物保護区です。猛獣界のビッグ5と呼ばれ、子供も大好きなライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファローなどに会える確率がかなり高い場所です」。

こちらを見るマサイマラ動物保護区のヌーの群れ。何百頭がサバンナを移動する姿は圧巻。

「テントロッジの『ホテル マラサファリクラブ』に宿泊すれば、夜は遠くから野獣の鳴き声が聞こえてくることも。サバンナで悠々と暮らすライオンやバッファローの姿は、動物園で見るのとは別格に格好いいです!」。

そして、マサイマラからは少し離れるが、ケニアでぜひオススメしたいもうひとつのホテルが、ナイロビ近郊にある「ジラフマナー」。

ホテル「ジラフマナー」の窓から首を突っ込んでいるキリン。

「ここ、実は野生のキリンに餌付けできる宿として有名なんです。食事中にスタッフが名前を呼ぶと、キリンが窓から首を突っ込んでくるんですよ。キリンの首にぶらさがって写真を撮ることもできるので、子供には友達に自慢できる体験になるはずです」。


②見たことのない動植物に感動の嵐!ブラジル【パンタナール】

空から見たパンタナール。日本の本州がすっぽり入ってしまう広大な面積。

「子連れ旅ベスト3の2つ目は、ブラジルのパンタナールです。日本の本州とほぼ同じ面積で、世界最大級の大湿原が広がり、世界自然遺産にも登録されています。ここがオススメの理由は、動物園でも見れないような珍しい動植物の多さです。鳥の楽園とも言われていて、種類は約650種。初めて出会う存在には、大人も言葉を失うほどの感動を覚えます」。

日本ではお目にかかれないトラフサギ。

「パンタナールは7月〜9月が乾季で、水位が低いため見晴らしが良く動物に会いに行くには最適です。雨季(11月〜3月頃)は水が多すぎるので外したほうがいいですが、それ以外はいつでも楽しめる場所ですよ。カヌーや乗馬で回ることもでき、カラフルな鳥たちやカピパラやカワウソ、ワニやシカを間近で見れます」。

カヌーで湿原を行くと、至近距離でカピパラに遭遇。

運が良ければアナコンダやアリクイ、ジャガーなどにも会えるというから、子供からの『パパ、あれ何!?』の質問攻めは覚悟しておいたほうが良さそうだ。


③これぞ王道のサファリ旅! ボツワナ【オカバンゴ・デルタ】

「たくさんのサファリに行きましたが、そのスケール感と会える動物の種類でいうと、アフリカ・ボツワナの『オカバンゴ・デルタ』がナンバー1です」。

水面に夕焼けが映る幻想的なオカバンゴ・デルタ。

オカバンゴ・デルタは世界最大の内陸デルタ。デルタ(三角州)は通常、川が海に流れ込む河口にできるが、オカバンゴ・デルタは特殊な地形と気候によって砂漠の真ん中にある。広大な湿地、沼地帯とそこから草原や森が広がり、豊かな植生に多くの動物が集まるオアシスとなっているのだ。

サファリカーの近くを悠々と歩くライオン。

「陸路では行けないので移動はセスナで。そこにあるモレミ動物保護区やリニャンティ動物保護区は動物好きの子供なら大興奮間違いなしのパラダイス。草原にはゾウやライオン、バッファロー、シマウマなどがいて、森に入ればキリンやインパラも見ることができます。動物図鑑をそのまま現実にしたいみたいな場所ですよ」。

世界に3000頭しかいないワイルドドッグも見られる!

「運が良ければ、絶滅の危機に瀕し、世界に3000頭しかいないワイルドドッグ(日本名:リカオン)に会うチャンスもありますよ」。一生におそらく一回、しかもここでしかできない体験は、きっと我が子の“原体験”として好奇心を大きく育ててくれるに違いない。

「ほかの地域だと、動物を囲むように多くのサファリカーが行き来しますが、ここはそもそも人の数が少ない。欧米人には知られていますが、日本人にはまだ馴染みのない場所。野生動物の世界に大人も圧倒されます」。


サファリでしか見ることのできない圧倒的な存在を肌で感じることは、子供にとって間違いなく貴重な体験。どんなことにも物怖じせず、好奇心旺盛な我が子の成長に、ひと役買ってくれるはずだ。

子供の頃、こんなサファリ旅を経験し尽くした井原さんの愛娘、彩乃さん(現在22歳)に話を聞くと「アフリカやブラジルなどは子供の数が多くて、子供の私にみんな世話焼きで親切でした。治安も心配に思ったことはないですね。自分自身、海外や外国の人に偏見のない人間になったと思いますし、行った国や場所に興味が湧いて、その場所にゆかりのある人に会うと会話も弾み仲良くなれます。逆に日本のありがたみも、人より早く身に沁みました(笑)。イヤというくらい行きましたが、子供の頃のサファリ旅はオススメですよ!」と語る。

大自然の雄大さを肌で感じながら、野生動物たちを目の前にしたときの娘さんのキラキラした目は「今でも忘れられない」と井原さんは言う。ちょっと大きめの休みが取れたら、ぜひ思い切って“子連れサファリ旅”を検討してみては?

[取材・写真協力]
ファイブスタークラブ
www.fivestar-club.jp/

ぎぎまき=取材・文

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