2019.01.14
LIFE STYLE

人気DJ・中島ヒロトさんに聞いた2019年の「大阪」流行予測

平成の歌姫の引退劇に炭酸水の爆発的なヒットなど。 2018年も多くのトレンドが生まれたが、 2019年は何が話題になるだろう?
オッサンが知っておくべき流行予測を7人の識者に依頼した。今回は大阪を代表するDJ・中島ヒロトさんに、地元・関西の3大ニュースをご解説いただく。

はじめまして。大阪のFMラジオ局、FM802(エフエムはちまるに)のDJ、中島ヒロトです。昨年50歳の大台に乗り、もはやトレンドにも若干疎くなっているかなと思いますが(笑)、自分なりに気になっていることをいくつか取り上げたいと思います。

[2019年の大阪はこうなる!]
①大阪万博に向けたアレコレが活発化する年になる!
②服だけでなく、実際にアウトドアの世界へ“飛び込む”年になる!
③大阪発のアーティスト“シラップ”が躍動する年になる!

予測①大阪万博に向けたアレコレが活発化する年になる!

2025年大阪万博会場イメージ図。資料提供:経済産業省

まず、ここ大阪で2018年にいちばん盛り上がった話題といえば“2025年の万博開催決定”ではないでしょうか。6年後とはいえ、あっという間でしょう。2019年からは本格的に開催へと向けていろんなことが動き出しそうです。

万博のメイン会場となる予定の夢洲(ゆめしま)を、エンタテインメント性の高い国際観光拠点として整備する、いわゆる“夢洲構想”。このなかでは交通網の充実化やカジノを含む統合型リゾート建設などが計画されており、急ピッチで準備が進められるはずです。

夢洲は長らく一般には使われていない埋め立て地。この夢洲への交通網の拡充に伴い、周辺にいろんなお店や施設などが出来ていくのではないかと考えられます。近くにはユニバーサル・スタジオ・ジャパンもあるし、ますます海外からの観光客も増えるでしょう。

すでに、(大阪を含む)関西を訪れる外国人観光客は、日本全体の約4割を占めています。大阪の中心である心斎橋などは、すれ違う人すべて外国人ではないかと思うほどの盛況っぷり。既存のお店が外国語対応していますが、これからは、よりグローバルスタンダードなお店がオープンしていくのではないでしょうか?

自分としては、東京とは違う空気で、食やファッションなど、世界的な流行が発信されるような都市になっていけばいいな、と期待しています。


予測②服だけでなく、実際にアウトドアの世界へ“飛び込む”年になる!

2018年、和歌山で仲間たちとキャンプした際の様子。

次に、自分の身の回りで感じるトレンド。数年前から一気にブームとなっているアウトドアやキャンプ。自分もすっかりハマっています。もともとオーシャンズ世代(より少し上、かな?)には、ファッションの選択肢のひとつとして、“ヘビーデューティー”(アウトドアグッズやウェアを組み合わせたスタイル)というジャンルがあると思います。

ファッションとしてのヘビーデューティーも2018年、さまざまな媒体で特集が組まれていましたが、それだけではなく2019年は「実際に自然に飛び込んでみる」ことを僕は提案したいです。

スポーツが得意でなくても、キャンプであれば誰でもすぐに楽しめます。二の足を踏むのは、例えばテントを立てるのが面倒くさい、料理しなきゃいけない、などでしょうか。僕も友人の誘いで始めたのですが、今のテントは器用じゃなくても数分で立てられます。最近のテントは中の糸にLEDが組み込まれていて、ランタンを入れる必要もありません。料理なんてカップラーメンでもいいんです。自然のなかでの食事はなんだって美味しいんですから。

ビッグアグネスの「タイタン 4 mtnGLO」のインナーテントはLEDライトを埋め込んだmtnGLO仕様。5万6000円/ケンコー社 06-6374-2788

自然に触れることの素晴らしさを感じて、「キャンプってこんなに簡単なんだ」と思えれば、よりレベルの高いキャンプをしたくなるし、ギアやウェアにもこだわりを持ちたくなります。関西にもたくさんのキャンプ場があります。より日常と自然、自然とファッションが結びつく、心豊かな生活が、関西でも、日本中でもトレンドになればいいなと思うし、なると思います。


予測③大阪発のアーティスト、シラップが躍動する年になる!

大阪発のアーティストSIRUP(シラップ)。

最後に、本業である(笑)音楽について関西発、大阪発のトレンド予測をしたいと思います。

ネット文化に加えて、サブスクリプションの浸透などにより、明らかに“音楽の聴き方”が変わってきています。トレンドが多様化し、ひとつのブームがすべてを巻き込む現象は減っています。ですので、送り手側からひとつのトレンドを作ることは昔より難しくなっていると思います。

そんななかでも、いくつかの流行のジャンルはもちろんあって、僕が強く感じるのは、若いアーティストによるR&B/ヒップホップへのアプローチです。いわゆるJ-POPというものには子供の頃から触れていて、そのベースはしっかり持ちながら、自分の好きな音楽要素を巧みに織り込み、まさにオリジナルなスタイルを構築している。

大阪出身のシンガーソングライター、KYOtaroによるプロジェクト、シラップは昨年出会って、衝撃を受けたアーティストです。オッサンにも自然に入ってくるグルーヴィーなサウンドと素晴らしいボーカル。カラダが勝手に動きます。

今、ジャンル的にもいい流れだし、2019年はさらに飛躍すると思いますので、お早めにどうぞ。


中島ヒロト(なかじま・ひろと)
1968年生まれ、熊本出身。1994年にFM802のDJオー ディションに合格。その後25年に渡りさまざまな番組を担当。現在、 毎週月曜から木曜、13時から17時の帯番組「802 RADIO MASTERS」のメインパーソナリティを務め、人気を博している。

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