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2018.12.22

ライフ

2019年は毎日がカリフォルニア気分 〜West Coast Feeling〜

ただくつろぐだけでも気持ち良い時間を過ごせ、サーフィンをした瞬間に人生は大きく変わってしまう。ひとつのシーンからそんな海の魅力を発見していくコラム。

今回は「West Coast Feeling」


北はサンフランシスコから南はサンディエゴまで。カリフォルニアのコーストラインを象徴するランドマークといえばピア(桟橋)である。その上では、広く開いた洋上の光景を眺め、そよぐ風を肌に感じ、心地良さそうに行き交うビジターが少なくない。
加えて、釣り糸を垂らしたり、橋のたもとで波間を行き交うサーファーを見つめるローカルの憩いの場にもなっている。周辺にはショップやレストランが並び、海を感じながら舌鼓を打ちたい人たちによって活気がある。もはや単なる目印ではなく、ピアはその街の心臓といえるのだ。そしてこのピアの数々を空から写真に収めたカレンダーが登場した。
ジェットコースターや観覧車があるサンタモニカピア(写真)、ハイソサエティな人々が暮らすマリブピアなど、ロサンゼルスを起点にヘリコプターで北上して残された写真が各月のページを飾る。いずれもビーチから眺める景色とは違う、カリフォルニアの海の雄大さを感じられるカレンダーなのである。
全16ページ。H30×W17cm。1500円。www.buenobooks.com
掲載されたすべての写真は、サーファーのポートレートを撮り続け、写真集『サーファーズ』『サーファーズII』を発表している横山泰介が撮影。サンタモニカや、サンタモニカからクルマで10分ほど北上したトパンガ、名作映画『ビッグ・ウェンズデー』の舞台となったマリブなどを美しいモノクロームで収録。カリフォルニアのムードが詰まった2019年版カレンダーとなった。

小山内 隆=編集・文


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