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2018.11.29

あそぶ

体作りにもストレス発散にも。熊谷隆志が通うキックボクシングと仲間たち

ファッションを軸にライフスタイル全般への好奇心が止まらない。高い感度と鋭い観察眼を持った熊谷隆志が日々直感する瑞々しい「お洒落」をモノ・コト・ヒト、全方位的にピックアップ。誰に何をいわれようが、オーシャンズ世代の先頭をただ突っ走るオトコを、今月も追いかけてみた。
いつしか僕の生活に欠かせなくなったキックボクシング。もう6年も通っているハヤトジムで、サーフィンでもご一緒の仲間たちと思う存分殴ったり蹴ったりしていい汗かいています。今回はハヤトジムと仲間と、トレーニング風景をちらっとご紹介。

ハヤトジムの仲間たち


熊谷隆志 得意技は飛びヒザ蹴り
ハヤト歴6年目。「ここのジムは清潔で汗臭くないのがいい」。

宮島尊弘 得意技はハンマーフック
スタイリスト。「ロットワイラー」ディレクター。ハヤト歴8年目。

今泉 悠 得意技は華麗なる右ミドル
アイウェアブランド「アヤメ」ディレクター。ハヤト歴3年目。

鈴木真吾 得意技は細かいジャブ
「サタデーズ ニューヨーク シティ」ブランドマネージャー。ハヤト歴5年目。
意外と体が柔らかいのでキックは得意。グローブは8オンスが普通だが、僕は10オンスを使用。
熊谷 キックボクシングは1時間でもたっぷり汗かけるから、達成感あるね。
鈴木 僕は週3回くらい来ています。木曜は筋トレのクラスにも出ているので、筋肉もついて、サーフィンするときのバランス感覚が良くなった気がします。とにかく無心になれるのがいい。
今泉 ハマりますよね。僕も木曜の筋トレが楽しいです。特に筋肉痛が。
熊谷 かなりMだよね(笑)。
念入りにストレッチ→ウォーミング→打ち込み、が基本メニュー。
宮島 ハヤト会長、僕ら4人にはそれぞれ癖とかあるんですか?
ハヤト まず熊谷さんは瞬発力がハンパない。でも疲れてくるとミットを叩くだけになってガードしないんです。実際の試合だと、殴られることのほうが多いから、ガードが重要なんですが。
熊谷 なるほど。試合に出るための練習か、ただのボクササイズか。
ハヤト 宮島さんは理解力が高いですね。アドバイスをすると、すぐに体を動かせる。勘がいいです。ただ熊谷さんと一緒で、疲れてくると腕が下がる。
宮島 スタミナ不足か。それはおじさんの共通点なのでは……?(笑)
筋トレのほか、ランニングのクラスにも参加している鈴木さん。
ハヤト スタミナが下がるのは当然なんですが、試合では疲れたときにどう耐えるかが大事なんです。疲れてきたときにやられちゃいますからね。
熊谷 2分間のミット打ちで、最後の30秒が異常に長く感じる(笑)。
ハヤト 今泉さんはキックがとてもきれいだし、我慢強いですね。
今泉 会長とのミット打ちは怖いです。対峙すると殺気を感じるくらい迫力があるので、おのずとガードしますね。
「コーチ陣のレベルが高いので、やりがいがある」と今泉さん。
ハヤト 今泉さんも鈴木さんも、右ミドルのキックがすごく重くていいです。それで試合に勝てますよ。
熊谷 ヘビー級は相手が強そうな外国人になっちゃうから、僕は試合には出ないんだけど、負けるとどんな気分?
宮島 悔しいよー。一度、若者にボコボコにされたことがあって。精神的なショックが、あとからじわじわきたね。来年あたりリベンジしたい。
鈴木 キックボクシングって体だけじゃなく、メンタルも鍛えられますよね。
熊谷 ほんと、体作りにもストレス発散にも、試す価値は絶対あるね。
通い始めて8年目という宮島さん。次の試合でリベンジを狙う。
元K-1ファイターによるキックボクシングジム
ハヤトジム
2000年にプロデビュー、K-1やRISE、UKFで活躍し、’09年に引退したハヤトさん。
K-1やRISEで活躍したハヤト氏が2010年にオープン。キックボクシングだけでなくストレッチや食事に関するアドバイスなども行う。エアロバイクやラダー、ダンベルが揃い、さまざまなメニューが体験できる。女性用更衣室もあるので、女性会員は全体の4割を占めるそう。www.hayatogym.com

電話番号:03-6452-3459
住所:東京都目黒区鷹番3-1-3 リエール鷹番2F
営業:12:00〜22:30 土曜10:00〜20:00 日曜・祝日11:00〜18:00
月会費は男性1万2000円、女性1万円〜。トライアル1000円。今、入会するとグローブとバンデージをプレゼント。
 

熊谷隆志(くまがいたかし)
1970年生まれ。渡仏後、’94年スタイリストとして活動開始。’98年以降はフォトグラファーとしても活躍。自身のブランド、ネサーンスを手掛け、東京・駒沢ではパーソナルショップ、ウィンダンシーを運営する。また数多くのブランドやセレクトショップのディレクションにも携わり、ファッションからクラフト、ワークショップなどのモノ・コトを通して、本質的な“ウェルビーイング”を提案する。趣味はサーフィン。グリーンライフにも造詣が深い。

 
山田和伸=写真 町田あゆみ=編集・文


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