質感、色み、経年変化、どれを取っても愛おしい。そんなデニムホリックに新たな“出会い”をお届け。近頃はさまざまなアイデアで変貌を遂げ、はくだけじゃない楽しみが広がっているのだ。もはや衣食住すべて。大好きなインディゴブルーに囲まれる楽園生活、早速始めてみては?
デニムを存分に活かした家具&インテリア。これでいつでも美しいインディゴブルーとともに生活ができる! この機会にデニムで我が家をトータルコーディネイト、なんてのもアリかもね。
「デニムファニチャー」のダイニングチェア
倉敷に拠点を置く家具メーカーの一脚は、岡山デニムを使用した座面と竹製フレームの調和が実に日本的。デニムには色落ちしにくい処理を施すなど、ユーザビリティにもしっかり配慮されている。
「ジャーナル スタンダード ファニチャー ×
ウエスト オーバー オールズ」のクッション
表のブランドロゴに目が行くが、神髄は裏にアリ。ポケットやパッチを配し、デニムパンツのバックショットを再現しているのだ。テレビのリモコンなんか入れて、寛ぎたいよね。
「アクネ ジュニア」のぬいぐるみ
北欧ブランドが手掛ける、“藍(愛)らしい”クマのぬいぐるみ。随所にあしらわれた合皮やハンドメイド感のある風合いなど、温かみが感じられる仕上がりとなっている。当然紛失は禁物だが、背面に名前や住所が記せるタグが付属する。
「イングリッシーナ」のベビーチェア
机に取り付けられるイタリアブランドのベビーチェア。小洒落た見た目だけでなく、赤ちゃんファーストな作りも魅力で、デニム生地には色移りしにくく洗濯にも強いポリエステルを採用。頻繁に洗えるので、常に清潔に保つことができる。
「ノウハウ」の枕
枕カバーの片面にYES、もう片面にはNO。しかもこれらは蓄光塗料でプリントしているため、ご親切にも暗闇で浮かび上がる。今日は勘弁! っていう日はこっそりNOで、チャーミングに断りたい。自分用はもちろん、シャレのわかる夫婦へのギフトにも。
「レターズ」のポットホルダー
はき込んでデニムを育てるのではなく、デニム「で」育てる。その正体は、1点ずつハンドメイドで作られたポットホルダーだ。古着のウエスト部を2重にした頑強な作りが特徴で、重めの鉢でもへっちゃら。でも使ってるうちにデニム「も」育ちそう。
「ブリッジワークス」のソファ
耐久性を考慮し、厚さ18オンスのヘビーデニムを採用。ゆったりサイズの2シーターなので、ひとりならゴロンと横になることも可能だ。フレームは天然木を使用しているため、日本家屋とも相性バッチリ。
「H.R.リメイク」のツールケースと「土屋誠一」のブラストアート
左●「H.R.リメイク」のツールケースランダムパッチワークで仕上げたツールケース。室内使用はもちろん、アウトドアではキッチンツールなどの収納にも使える。スナップボタンが付いているため、クルクルっとまとまり、持ち運びにも便利。
右●「土屋誠一」のブラストアート細かな砂を吹き付けるサンドブラストは、デニム加工における常套手段のひとつ。それをアートにまで昇華させた作家による1枚で、フクロウと月は藍の濃淡のみで表現。まさに匠の技が凝縮された美しさで、デニムの新たな可能性を示唆している。
鈴木泰之=写真 伊藤良輔、星 光彦=スタイリング 菊地 亮=文