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2018.09.18

あそぶ

国内屈指のプロに聞く! FPVドローンレーサーに必要なものとは!?

OCEANSとレジャー【ドローンレース編】 Vol.3
ドローンは写真や動画を撮るためだけにあらず。ドローンを使った本格的なレースが世界中で人気なのだとか! どんな醍醐味が? 自分でもできるの!? そのあたりの疑問を解決するシリーズ。第3回目となる今回は、FPVドローンレーサーにとって必要な技術や知識、アイテムなどについてスポットを当てる。
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世界各国で話題となり、日本でも人気上昇中の新スポーツ、FPVドローンレース(FPV=First Person View:一人称視点)。高速で障害物をかわしながらコースを飛行する機体に、男心が刺激されて興味をそそられることだろう。新しい趣味として始めてみようと検討中の人もいるのでは?
しかしその前に、フライトのコツや大会に必要なものなど、これからFPVドローンの世界に踏み込むにあたって知っておきたいことも多いはず。そんなスタートラインに立つ前に浮かんでくるビギナーの疑問を、国内外の大会で活躍するプロのFPVドローンレーサーSaqoosha(さくーしゃ)氏に解説いただいた。

フライト上達の鍵は、とにかく操縦に慣れること!

FPVドローン一式と免許や申請も揃い、いざ飛ばしてみても最初から上手く機体をコントロールすることは難しく、はじめのうちは幾度となく墜落してしまう。では、スキルアップするにはどうしたらいいのか? Saqoosha氏をはじめ、さまざまなドローンレーサーにその質問を投げ掛けると決まった回答が。答えは単純で、「プロポ(≒コントローラー)の操作に慣れること」が最大のコツだそう。
「FPVドローンの操縦は練習量が物を言います。練習場に行って実際に飛ばせないとしても、パソコンとプロポを繋いで練習できるフライトのシミュレーターソフトがあるので、それを使えば始めたばかりの人でも1カ月ほどで操縦に慣れますよ!」。

レースを制するのはスキル以上に集中力!
コースの周回数や周回タイムを競うFPVドローンレースでは、最短のルートで障害物を通過する操縦のテクニックが求められる。だが、勝敗の決め手となるのは技術面よりも集中力。レース中、FPVゴーグルに映った他の機体が気になってしまうと操作にブレが生じ、自分のコース取りがうまくできなくなってしまうそうだ。つまり、FPVドローンレースでは強いメンタルが重要となる。
「障害物のギリギリをかすめていくから、ものすごい集中力が必要。一瞬でも気が逸れるとクラッシュしちゃうんです。反射神経も大事なので、大人よりも子供のほうがすぐに上達するなんてことも」。


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