旅行にいつも持っていくもの、それは愛用している洗面用具だったりカメラだったり、人それぞれである。
だが、なぜかグループで行くと必ず誰かが持ってくる、場合によっては旅先で買ってしまう、そんな隠れたマストアイテムのひとつといえば? そう、「UNO(ウノ)」だ。
今回は永遠の定番「ウノ」に、兄弟版となるカードゲーム「DOS(ドス)」が登場した、というお話。
「ウノ」が考案されたのは1971年。それから45年以上、微細なルール変更などのマイナーチェンジはあったものの、ずっと変わらず世界中の人々に愛されている。現在でも、カードは年間5億枚以上も印刷されているらしい。兄弟版が誕生したのは、ついに、というべきか。
スペイン語で「2」を意味する「ドス」は、その名の通り「2」をテーマにしたカードゲーム。大まかなルールは「ウノ」と変わらないが、場に出ているカードが1つではなく2つだったり、条件がそろえば2枚捨てることができたりと、「2」に関連したルールが盛り込まれている。ほかにも独自のルールが多数あり、シンプルながらも「ウノ」とはまた違った戦略的なゲームになっている。
そして、お決まりのアレも。「ウノ」なら手持ちカードが残り1枚になると「ウノ!」と叫ぶところ、「ドス」の場合は、残り2枚で「ドス!」。毎度の盛り上がりポイントである“言った・言わない論争”は変わらずだ。
軽いヒマつぶしのつもりで始めたら、ついつい白熱して深夜まで……。そんな経験は1度や2度じゃないだろう。夏から秋にかけては、人が集まる機会も多いはず。「ウノ」好きも、しばらく離れていた諸兄も、家族や友人に「ウノじゃなくて、ドスやる?」なんて、ちょっと新しい遊びの提案、してみない?
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