【保存版】オーシャンズが徹底調査。僕らが海を目指す理由 Vol.61
2018.06.21
LIFE STYLE

ティワル、電動ボート……セイラーとしての第一歩を踏み出す「船」のカタチ

先日の記事で、「セイラー」になるための道程はわかって頂けただろう。だが、ボートライセンスを取得し、スクールで技術を磨いたら、その腕前を試したくてウズウズしてくるはず。かと言って、いきなり本格的な船を購入するのもハードルが高い。

まずは手軽に始められるボートから紹介しよう。

 

安全で速い! 20分ほどで組み立てるラバー製ヨット
「ティワル」

フランス人の女性デザイナーが開発を担当し、フランスで製造されているティワル。

ティワルのセーリングシーンを初めて見たとき、ラバー製ヨットとは信じられなかった。豪快で、シビアなパフォーマンスからは、とても専用バッグから取り出し、ポンプで膨らませ、マストとセイルをセットするまで、わずか20分とは思えなかった。

これまでのセーリング・ディンギー(小型ヨット)は、グラスファイバー製や木製なので、小型とはいえ、運搬や保管など課題が多く、ハードルの高いスポーツだと思われていた。しかも、世界でもトップクラスのセイルやパーツを標準で装備し、デザインもいい。

また、素材開発、製造のための精度、流体力学を駆使した形状、耐久性や解体時の問題など、徹底した配慮がされている。/ティワル ジャパン 0466-24-5381

実は、以前オーシャンズで紹介されたティワルを見て、オーナーとなった読者がいる。近所に住むパパ友だという、澤田友宏さん(左)と佐藤 勉さん。

畳めばバッグに収納できるので、軽自動車のラゲッジルームに積み込んで運ぶこともあるという。2人は、ホームグランドである江戸川や、ティワル輸入元のある藤沢でセーリングすることが多いらしい。

穏やかな海面で、のんびりとファミリーセーリングすることもできる。最大で、大人2名、もしくは大人1名+子供2名まで乗艇できるよう設計されている。

シングルハンド(1人乗り)ならば、アルミ製のウイングを活用してハイクアウトし、スピードのあるセーリングやプレーニング(波に乗る)を楽しむこともできるのだ。

 

免許がなくてもオーナーになれる。DIY電動ボート
「手軽ボート」

DIYユーザーのために開発された、KNOTS 11M。世界で唯一、DIYのための素材となるボートで、購入したユーザー自身が、加工、塗装、部品と付属品の取り付けなど、仕上げの作業を行い、自分だけのボートを建造するわけだ。その分、価格は低く抑えられている。

低価格とはいっても、FRP製の船体は強度も十分。浮力体の入ったシート部分を標準装備し、不沈構造も採用。そしてこのボートと電動船外機を組み合わせたのが、KNOTS Eボート。船舶免許も船舶検査も不要なことも、大きなセールスポイントだ。

電動船外機とセットで、50万円[税込]での販売を予定している。/ノッツグループ(ノッツグループ ボート事業部 www.knots-grp.com)

KNOTS 11Mは、2018年ボートショーにて発表された意欲作。全長3.25m、最大幅1.4m、重量48kg。組み合わされるエンジンは、この電動船外機。1kWのリチウムイオンバッテリーにより、直流水中モーターを駆動。

電動船外機

ハンドル部分のグリップにより、前進、中立、後進、そして、速度調整が可能。バッテリー部分だけを取り外し、自宅に持ち帰ってチャージすることもできる。チャージ時間は、通常で5.5時間、急速なら2.2時間。満充電で3〜5時間のクルージングが楽しめる。

電動式なので、もちろんゼロエミッション、エコロジーであることもうれしいポイント。葉山沖でのテスト風景だが、波がないことも幸いし、かなりのスピードである。

 

鈴木 勝、中村剛司(舵社)、山岸重彦(舵社)、上仲正寿、瀧 学=写真 ヤマハ発動機=写真提供

# DIY電動ボート# ティワル# 船を持つ
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