左脳を刺激する! オッサンIT化計画 Vol.28
2018.05.01
LIFE STYLE

読んで、切って、動かす! 進化系知育トイ「toio」が面白い!!

「左脳を刺激する! オッサンIT化計画」を最初から読む

お料理でもプラモデルでも、子供と一緒に協力しながら何かを創るのは、とっても楽しいもの。そこに教育の要素が加われば、親としてはまさに一挙両得の喜びとなるに違いない。そんな目的を果たしてくれる知育トイが最近話題となっているが、その中でも注目したいのが、ソニーの「toio(トイオ/実勢価格 約2万円)」。デジタルとアナログ、両方の“工作”要素が含まれた、親子で楽しむのに最適な知育トイだ。

高橋名人×ノッポさんの魅力をミックスした最新知育トイ

「トイオ」は、ソニーが販売する「体感型トイ・プラットフォーム」だ。本体となる“コンソール”と、駆動ユニット“コア キューブ”、コントローラー“リング”がセットになっており、ファミコンのように別途“トイオ カートリッジ”を購入して、さまざまな遊びを実践する仕組みになっている。

2018年4月現在「トイオ・コレクション」(実勢価格:約5000円)と「工作生物 ゲズンロイド」(実勢価格:約4000円)の2タイトルが発売されている。

2つある“リング”がコントローラー。手前にあるのが本体の”コンソール”。
コンソールの左右に“コア キューブ”をセット。この状態で充電ができる。中央に差されているのが”toioカートリッジ”だ。

しかし、“ファミコンのように”と書いたが、トイオで行う遊びのコンセプトは、コントローラー(リング)を使ってオブジェクトを操作する面白さよりも、手を動かして“モノを創る”楽しみのほうに重点が置かれている。強引にたとえるなら、ノッポさんと高橋名人が共闘する『プラモ狂四郎』の世界を実現するようなオモチャ……といえば何となくイメージが伝わるだろうか。

親子で“工作”を楽しむのが基本。どこまで手伝ってあげるかが悩ましいところ?

なんて、書いている自分でもよくわからなくなってきたので、実際に子供たちに「工作生物 ゲズンロイド」で遊んでもらうことにしよう。

「工作生物 ゲズンロイド」は、パッケージに付属している『ゲズンロイドの作り方』という本を読みながら“ゲズンロイド”を創り、動かして遊ぶことが目的となる。

工作のレベルは数段階。それぞれ専用の型紙が用意されており、本の説明に従い、ハサミで切ったり両面テープで貼り付けたりといった程度の工作で完成するものが中心となっている。

簡単なレベルなら、小さな子供でも十分に創れるのだが、真っ直ぐに切ったり折ったりと、工作にある程度のクオリティを求めたくなるのが人情というもの。知育という観点でいえば、なるべく子供たちに創らせてあげたいところだが、気が付くとついつい、大人が手を出してしまうんですよね。ここって意外と、この種の知育オモチャで悩ましいところなのかも。

ちなみに「工作生物 ゲズンロイド」は、ネットから型紙をダウンロードすることもできるので、お手本となる大人用、実践するための子供用の2セットを用意して遊ぶのがベターかもしれない。

NEXT PAGE /

みんなで創った紙の工作が動き出す!遊びかたの組み合わせも豊富

工作が完成したら、いよいよ「トイオ」の本領発揮。本体に「工作生物 ゲズンロイド」のカートリッジをセットしたら、工作の種類にあわせ『ゲズンロイドの作り方』に記載されているバーコード(?)を“コア キューブ”で読み取り、プログラムをインストールする。

工作の完成品と“コア キューブ”を組み合わせたら準備完了だ。

専用マットの上に載せると、コントローラーの操作にあわせてゲズンロイドが動き出す。

写真で紹介しているのは「ガタドーザー」という、クワガタ・タイプのゲズンロイドだ。片方の“コア キューブ”に別のプログラムを読み込ませることで、逃げるエサをガタドーザーで捕獲するゲームのほか、複数の遊び方で楽しめるようになっている。

型紙があるとはいえ、自分たちの手で創りあげたオブジェクトが生き物のように動き出すのは、本当にワクワクするもの。それこそ「できるかな」で育った昭和世代としては、とてつもない“未来”を実感してしまうのだったが……。

当のお子様たちにとっては、コントローラーで工作したモノを動かせるってことは、意外と重要ではない様子。最終的には、かつての僕らがそうしていたように、創ったゲズンロイドを手にもって、自由自在に動かして遊んじゃうのであった。

NEXT PAGE /

子供たちの創意工夫マインドを伸ばす。親子一緒に遊べる点も◎

ここらへんも、「トイオ」の“使い方”で、結構重要なポイントなのかな、と思った。大人としては、つい『ゲズンロイドの作り方』に記載されているとおりに遊ばせたくなるかもしれないが、冒頭にも書いたとおり、「トイオ」のコンセプトは、どちらかといえば、手を動かして“モノを創る”楽しみが基本。自分の想像力を働かせて楽しんでいるようなら、何をしたって“正解”であるべきだろう。

むしろ、最終的には『ゲズンロイドの作り方』を逸脱し、自分で勝手に創った工作と「トイオ」を組み合わせて、思いがけない“遊び”を始めるようになったら、それが作者の“思うツボ”であるはず。これは、現在発売されている、もうひとつのタイトルである「トイオ・コレクション」でも、おそらく同様。複雑な工作を必要とせず「トイオ」の多様な遊び方が体験できる入門編のような存在だが、こちらも、きっと慣れてきたら自分なりのオリジナルな“遊び”が創出できる余地があるのだろう。

短い時間だったが、子供たちと一緒に遊んでみた感想は「とにかく面白い!」の一言に尽きる。なにより、大人と子供で一緒に楽しめるだけでなく、大人の「子供よりは上手に工作ができる」と、子供の「自由な発想で遊べる」、というふたつの良いところをバランスよく発揮しあえるプラットフォームとなっている点に魅力を感じた。今回は小学校低学年&幼稚園生と一緒に遊んだのだが、おそらく小学校高学年くらいまでは、親子で一緒に楽しく遊ぶことができそう。

親子で過ごす時間を増やしたい、我が子と一緒に楽しめる“趣味”がほしい、と思っているお父さんには、ぜひチェックしてほしいガジェットである。

文=石井創郎

# IT# toio# オッサンIT化計画# ガジェット# ソニー
更に読み込む