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2018.04.26

かぞく

子供にイラっ。調査で見えた、そのとき「父親が取るべき行動」とは……?

「隣のオッサンは青いか?」を最初から読む
いくら愛する子供といえども、その成長に従って親の“イライラ”を募らせるような態度や言動は出てくるもの。怒りすぎは避けたいが、どうしても声を荒げてしまう瞬間はあるだろう。世の父親は、一体どんなときに子供の言動にイラっとしてしまうのだろう。また、それに対して、“父親”としてはどう振る舞うのが正解なのだろうか。
そこで、今回は「子供に対してイラっとする瞬間」について、子供を持つ30〜40代の既婚男性100人に調査。思わずイラっとしてしまったシチュエーション、そして、それに対する“うまい返し方”エピソードを厳選して紹介しよう。

子供の生意気に思わずイラっ!

子供の生意気に思わずイラっ!
まず目につくのが、“子供の生意気”に対する父親たちのイライラエピソード。具体的にイライラした事例として、以下のようなコメントが集まっている。
「『お父さん、お母さんに弱いよね〜』と言われた」(45歳)
「『(お父さんには)わかんないでしょ?』って言われる」(41歳)
「こちらが『やりなさい』といったことに対して『聞いてなかった』とか『そんなこと言ってたっけ?』としらを切った」(39歳)
「『家が狭い』と言われた」(32歳)
「『なんで勉強を頑張らなきゃいけないのかわからない』と成績表を貰ったときに言い放った」(37歳)
子供も年相応になってくると、憎まれ口もだんだんとレベルアップしてくるようで、思わずイラっとすることも少なくないようだ。特に「家が狭い」なんて具体的なことを言われたら、イライラを通り越して思わず凹んでしまいそう。そんな子供の憎まれ口に、父親たちはどう反応するのかというと……。
「かわしたり、真似したりする」(47歳)
「笑って返した」(38歳)
「自分の子供の年齢のときを思い出す」(45歳)
「深呼吸した」(32歳)
と、冗談で返したり、落ち着こうと務めたりして、イライラをやり過ごすという人が多かった。また、「(勉強に)どれだけ経済的負担がかかっているのかをこんこんと説明」(37歳)と冷静に子供に対して説明するという意見もあった。

言うことを聞かない!

子供が言うことを聞かない!
「だらだらして宿題や身の回りの準備が遅いとき」(42歳)
「自分の話を無視しているときなど」(46歳)
「親の言うことを聞かずに何かしようとしたとき、またはしないこと」(34歳)
「片付けとか、自分ですぐにやると言ったことが、全然できていないとき」(40歳)
と、やらなければいけないことや、言ったことをやらないときに、思わず子供に腹を立ててしまうのも親としては“あるある”のひとつなのではないだろうか。こんなときはどうすればいいのか、父親の対応を見てみよう。
「一度、子供と一緒の空間から離れてひとりになる」(42歳)
「一度間をあけて深呼吸をする」(46歳)
「自分でしようとしているときには、我慢して見守る」(34歳)
「子供の逃げ場がないような怒り方はしないようにする」(40歳)
こちらも、声を荒げないようにとりあえず落ち着く、という人が多いようだ。また、「やりなさい!」と言われると「今やろうと思っていたのに……」とやる気が削がれた自身の経験を思い出す人もいるだろうが、子供がやろうとしているときには「我慢して見守る」という人も。

不躾な態度や言動に喝!

子供の不躾な態度や言動に喝!
さらに、子供にイライラするポイントとして、
「自分で物事を考えない軽薄な受け売りやSNSやテレビで目にする思いやりのない言動を面白いと思っている節があるとき」(40歳)
「横柄な態度を取られたとき、なんだこいつと思った」(47歳)
「謝罪の言葉がとりあえず言っとけみたいに感じられたとき」(37歳)
「息子から『お前』呼ばわりされたとき」(48歳)
と、礼儀を失した態度や行動に怒りを感じるというコメントも寄せられた。こちらに対しては、「今言ってもわからないことについては何も言わない」(40歳)という意見がある一方で、
「イラっとした経緯をわかりやすく説明する」(47歳)
「ダメだと怒る」(37歳)
「挨拶をきちんとするように諭した」(48歳)
と、「なぜダメか」を説明したり、諭したりする場合が多いようだ。生意気や親の言うことを聞かないなど家の中での態度や行動は多めにみるが、一歩家の外に出たら礼儀をわきまえない態度は子供にとっても不利な結果を生むことにもなる。そんな場合は、心を鬼にして、感情的にならずにきっちりと諭すほうが良いのかもしれない。
どうやら子供に“イラっ”とさせられた経験は多かれ少なかれ、誰にでもあるようだ。ただし、自分の過去を振り返れば、子供のイライラポイントもいわば“成長の証”だとも考えられる。父親としては、感情的に怒らずに、うまく対応しつつも、そっとその成長を見守りたいものだ。
文=フジアマネ



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