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休日に入った接待……妻に快く送り出してもらう心理テクは?

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妻を説得する心理テク Vol.2
連れ添う年月を重ねると、何も語らずとも通じ合うツーカーな関係になる一方、妻の興味は子供へ移り、自分の主張が軽くあしらわれることも多くなる。夫婦関係のこと、お金のこと……、面倒そうなことならなおさらである。なんとか打開策はないものか? 「妻へお願いごとをする」、そんな場面を有利に運ぶための心理学テクニックを学んでみよう。

「妻を説得する心理テク」を最初から読む

夫婦関係が良好のまま、パパの意見を通して妻を説得する方法を探るこの連載。第1回では、臨床心理士の山名裕子先生から、お願いごとが通りやすくする基本的なテクニックをうかがった。ここからは、いよいよ実践編。今回は多くのビジネスマンがひそかに気まずい思いをしているであろう「休日の接待」について探っていこう。


夫には説明責任がある!?

「次の日曜日だけど、接待が入っちゃってさぁ……」

恐る恐るそう言った瞬間、妻の顔がどんどん曇っていき、リビングの空気が重くなる。妻のため、家族のために頑張っているからこそ、何とか快く送り出してもらいたいものなのだが……。山名先生によると、夫がちょっとした説明を付け加えるだけでも妻の態度が変わるかもしれないそうだ。

「都合が悪かったり面倒な要件ほど、世の旦那さんは説明を避けがちですよね。奥さんは接待の内容を知らないからこそ、『自分だけ楽しんで!!』と悪印象を抱きます。だからきちんと接待内容や重要性を説明してあげてください。『どんな人と』『どんな目的で』『なぜ行かなければいけないか』。ほんのちょっと具体的に説明するだけで、奥さんも納得してくれるかもしれません。ちょっとした『心の寄り添いの言葉かけ』、それだけで奥さんのイライラは軽減できます」。


言いにくいことを切り出すなら…「プラスのサンドイッチ」

「それでも妻に接待の話を切り出すのが憂鬱だなぁ……」

そんな人は、山名先生オススメ、この心理テクニックを使ってみよう。「プラスのサンドイッチ」だ。

「言いにくいことをポジティブな言葉でサンドイッチして伝える心理テクニックです。旦那さんが奥さんに休日の接待を切り出すときは、『いつも助かっているよ』と先に伝えてから、接待の内容を具体的に告げ、そして再び『協力ありがとうね』と言ってあげます。この順番で話すだけで、奥さんの反応もかなり変わるはずです」。

「ここで注意しなくてはならないのが、『接待を許してもらうための表面的な“褒め”や“感謝”』にならないこと。コントロール性が見えてしまうと奥さんの心はより固くなってしまいます。具体的に心からの感謝を伝えましょう」。

また、妻に休日の接待が切り出せなくて、ギリギリまで告げない人も多いだろう。しかしこれは絶対にやってはいけない。

「旦那さんって、何にしても直前まで妻に相談しないことが多いですよね。しかし女性はプラン変更が苦手な生き物で、想定外のことを言われるとストレスを感じるのです。つまり大事なことほど、奥さんに事前に相談してあげてください。休日の接待も分かった段階で、すぐに伝えましょう」。

それではここまでの内容を一度まとめよう。妻に休日の接待を快く送り出してもらうには、第1回の「お願い事が通りやすくする基本的なテクニック」と組み合わせて、このように実践するべし。

仕事から帰り、夫婦でまったり一日の疲れを癒す時間。さりげなく飲み物や美味しいものを差し出して、申し訳なさそうに休日の接待について口を開く。「いつも家事や子どものことをありがとう」と、感謝の言葉で切り出し、なるべく接待の説明を具体的に話す。その後、「いつも僕に協力してくれてありがとう。せっかくの休日なのに家族で過ごせなくてごめんね」と告げる。話を切り出す日は“なるはや”で、妻に相談すること。

休日に接待が入ってしまった方は、ぜひ試してほしい。


日頃の感謝とフォローで、次の外出もしやすくなる

仕事柄、休日に仕事関係の予定が毎週のように入って、妻も諦め気味な家庭があるかもしれない。もしかすると、前出の方法だけでは効果が薄いかも……。

「そのようなご家庭の場合は、日頃から奥さんの不安やストレスをまめに取り除いてあげることが大切です。奥さんの負担を少しでも軽くするため、外食の誘いをしたり、家事を手伝ってあげたり、細やかな心遣いが旦那さんの印象を高め、仕事や接待に対する理解が広がります」。

また、休日の接待は帰ってきてからも、妻に対するフォローが大切になる。

「接待から帰ってくるまで、奥さんはあなたのことを待っています。だから、接待での出来事を奥さんに話してあげてください。また、疲れていても、行くときと同様に感謝の気持ちを伝えてください。『今日は本当にありがとうね。接待でこういうことがあって、だから仕事がうまくいきそうだよ』と報告すれば奥さんも安心できます」。

このように、日々、妻に感謝を伝え、妻のために不安や負担を取り除く心遣いを見せてあげることが「夫の仕事」への理解につながる。次回の接待も快く送り出してもらうことへつながるのだ。


今日から使える「心理学テクニック」のおさらい

・夫は休日の接待の説明責任を果たす
・どんなに言いにくくても「なるはや」で相談!
・妻への感謝をサンドイッチで伝え、心の寄り添いの言葉を添える
・日頃の感謝と接待から帰ったフォローも忘れない

筆者の個人的な感想を述べるならば、日々、妻を愛し、妻に関心を持ち、妻の心に敏感な人ほど、この課題はするするとクリアできそうな気がする。

次回は、オーシャンズ世代の夫婦の悩みのひとつ「セックスレス」の解消方法について探っていきたい。パパたちは果たしてどう行動すべきなのか。次回、乞うご期待!


【取材協力】
山名裕子
1986年5月7日、静岡県生まれ。臨床心理士。「やまな mental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス、恋愛などあらゆる悩みへのカウンセリングを行っている。まだカウンセリングに対する偏見の多い日本で、その大切さを伝えるためにメディア出演や講演会活動を行う。日本テレビ「ナカイの窓」では心理分析集団「ココロジスト」を務める。新書に『読むと心がラクになる めんどくさい女子の説明書』(サンマーク出版)がある。

いのうえゆきひろ=取材・文

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