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2017.09.20

ライフ

家庭円満の秘訣!男のプライバシーを守る“隠す”アプリ4選

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家庭円満の秘訣!男のプライバシーを守る“隠す”アプリ4選
ブラウザの閲覧履歴や、端末に保存されている“プライベート”な写真や動画など、男のスマートフォンの中には秘密がいっぱい。中には、たとえ妻子であっても自分のスマートフォンには指一本触れさせない、という硬派なプライバシー対策をとっている人もいるだろうが、頑なな態度はかえって疑惑を生む。
そこで、奥さんやお子さんに端末の操作を許しても、男のプライバシー領域をしっかり守ることができるスマートなアプリたちをご紹介しよう。

奥さんに見られたくない写真や動画は「計算機」の中に隠すべし!

男なら、奥さんやお子さんに見られては困る、写真や動画ファイルのひとつやふたつあるのはやむを得ないもの。万が一のトラブルを避けるため、ぜひ活用したいのが秘密のファイルを隠してくれるアプリだ。
中でも秀逸なのが、『写真の保管場所 - 写真やビデオを隠す 』(Android対応)。アイコンはもちろん起動画面も計算機アプリに偽装されているので、一見して怪しいアプリに見えないのが良いところ。秘密のファイルを閲覧するためのパスワード以外の数字が入力された場合、無音カメラで誤操作をした人の顔写真を記録してくれる点も便利だ。秘密の撮影専用のカメラ機能も用意されているので、見られたくない写真や動画は、そちらを使う習慣をつけると良いだろう。
[左]起動画面は計算機そのもので、ちゃんと計算もできる。パスコードを入力し「=」をタップすると、画像の保管画面に進む。[右]画像の保管画面では、既存の画像に「秘密」の指定ができるほか、新たに画像や動画の撮影を行うことも可能。
なお、iOS対応のアプリなら「見られたくない写真や動画を隠す鍵付きアルバム – さくっとシークレット 」の使い勝手は悪くない。さりげないアイコンのうえ、鍵付きアルバムを作ることが可能となっている。

イケない動画がもたらすニヤニヤ顔を“隠す”アプリもあった!?

たとえファイルを隠しておいても、閲覧しているところを目撃されてしまっては元も子もない。とはいえ、慌てて画面オフの操作をしたり、別のアプリを起動したりといった挙動は、かえって疑惑を生む恐れがあるので避けたいところ。そこでオススメしたいのが『広告無し★一瞬で画面隠し★HideScreen★センサーで画面を隠す覗き見防止プライバシーフィルター』(Android対応)。端末を軽く振るか、近接センサーに触れるだけで瞬時に指定した画像ファイルを表示してくれる優れものアプリだ。家族やペットなどの写真を指定しておけば、それまで閲覧していたファイルがもたらすニヤニヤ顔も、穏やかな笑顔と認識してもらえるはずだ。
[左]「センサー設定」画面のスライダーを動かすことで、どれくらいの強さで端末を振れば画面が隠れるかといった指定ができる。[右]指定した画像を表示させることができるので、家族やペットなど無難な写真を表示させるとよいだろう。

うっかり起動すらしてほしくないアプリは、パスコードで強力にガード!

内容を見られたり、うっかり起動されたりしてほしくないアプリを保護したい場合には『ノートン アプリロック』(Android対応)が便利。LINEに導入されているようなパスコードロック機能を、他のアプリでも使えるようになるセキュリティ対策アプリだ。家族から自分のプライバシーを守るために重宝するのはもちろん、ビジネス上のセキュリティ対策やスマートフォンの紛失盗難時の情報保護にも役立つ。
[左]指定したアプリの起動時に、パスワードの入力画面が表示されるようになる。[右]インストールされているアプリごとに、パスコードロックをかけるかどうかの指定を行うことが可能だ。

トラブルの原因となる通話履歴は、定期的に自動消去するのがセオリー!

そして、なんといっても奥さんから隠しておきたいのが、通話やSMSの履歴だろう。やましい点がない人だって、痛くない腹を探られるのは不快なはず。通話やSMSのアプリにパスコードロックをかける手もあるが、ロックがかかっている時点で怪しいと判断される可能性もある。
根本的な対策を講じておきたいなら、『履歴消しゴム』(Android対応)を使って、見せたくない履歴を消去してしまおう。個別に消去することもできるので、見られても構わない履歴を残しておけば、見た目の“普通さ”を保つことができる。ブラウザの閲覧履歴が消去できる点も魅力。指定した間隔で自動的に消去する機能は、ぜひ活用したいところだ。
[左]発信履歴のみ、不在着信のみというように履歴の種類ごとに削除の設定が可能になっている点が便利。[右]指定した相手のSMSのみを削除することも可能。ほかの人に見られたくない履歴だけ削除できるので、不自然さの回避に効果的。
なお、ここまで見ていただいてお気づきだろうが、iPhoneで“隠す”という行為ができるアプリを見つけるのは難しい。その理由は、App Storeの審査が厳しいから。そのため、iPhoneの場合はパスワードロックや指紋認証でスマホを開かせることを極力回避すること。そして見られたくないアプリなどは、フォルダを何層にも重ねて、階層深くに忍ばせておくような工夫が大切になってくる。
現代を生きるオッサンたちにとって、自分だけの“隠れ家”的存在にもなっているスマートフォン。そんな聖域を守るだけでなく、家庭に不要な波風を立てないためにも、これらのアプリを嗜みとして活用してみてはいかが?
文=石井隠郎



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