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2017.09.01

からだ

ハイテクのチカラでさあ快眠。睡眠を助ける最新ガジェット


日本生活習慣病予防協会によると、「慢性的な不眠」に悩まされているのは日本人の5人に1人。読者のなかにも「最近寝つきが悪くなった」「早朝に目が覚めてしまう」など、“睡眠”にまつわる悩みを抱えている人がいることでしょう。果たして睡眠の質を高めることはできるのでしょうか? さまざまな角度で検証していきます!
「たのしい睡眠」を最初から読む
疲れているはずなのに、どうにも寝付けない。なんとなく、眠りが浅い。そんな時は、快眠をサポートしてくれるデジタルグッズに頼ってみるのもアリかもしれません。近年は睡眠状況をレポートしてくれるものや、“五感”に働きかけてリラックスを促すものまで、さまざま登場している模様。
そんな「快眠サポート系ガジェット」の中でも、特に“買い”なのはどれなのか? All AboutのタブレットPC ガイドをはじめ、IT系ブロガーとして活躍する傍島康雄さんに、今注目しているアイテムを聞きました。

「聴覚」「視覚」「嗅覚」にアプローチ! 快眠をマネジメントする『Sleepion2』


傍島さん(以下、「」内全て)「枕元に置くと、『光(視覚)』『香り(嗅覚)』『音(聴覚)』という3つの感覚に作用し、快眠をサポートしてくれます。『視覚』と『嗅覚』に働きかけるアロマディフューザーは他にもありますが、プラス『聴覚』にもアプローチするものは珍しいですね。
『光』は人に安らぎを与える“1/fの揺らぎ”を持つロウソクの灯りを再現。『香り』はラベンダー、ヒノキ、ゼラニウムのアロマが鎮静効果を高めます。そして、『音』ですが、脳を休ませる効果があるといわれる“自然・胎内回帰サウンド”を18曲内蔵。深く、穏やかな眠りへと誘ってくれます。小型かつ、バッテリー内蔵型なので、場所を選ばずどこでも気軽に使えますよ」
1万9800円/cheero http://www.sleepion.com/index.html

世界初! リングタイプのフィットネストラッカー『Ō URA Ring』


「心拍数や体温、呼吸といった健康状態を記録する“フィットネストラッカー”と呼ばれるアイテムです。この手のガジェットは手首に巻くバンドタイプが主流ですが、こちらは珍しい“指輪型”。少しゴツイ指輪といった感じでファッションアイテムとしても違和感はなく、フィットネスバンドの“いかにもな見た目”がちょっと…、という人にオススメしたいですね。
指にはめて生活するだけで、日々の健康状態や睡眠時間がスマホに届きます(専用アプリ『ŌURA』のインストールが必要 ※iOS、Android対応)。昼と夜の心拍数や活動状況、体温などを分析し『今日は休息をとったほうがいい』といった具体的なアドバイスをしてくれる点が画期的ですね。
また傷に強く、防水機能もあり、バッテリーは3日間持続するなどタフなところも魅力です」
299ドル~※本国の公式HP(英語)より購入可能/ŌURA https://ouraring.com/

“音のカーテン”で安眠環境を整える『LectroFan micro』


「周囲の雑音が気になり眠れない、あるいは眠りが浅くなってしまうという人にぴったりなのが、こちらのスピーカー。『ホワイトノイズ』と呼ばれる特殊な音を発生させ、不快な騒音の刺激を打ち消してくれます。簡単にいうと“音のカーテン”により、自動車の騒音や上階からの生活音などをシャットアウトする、というものですね。
ホワイトノイズ自体は動画サイトなどでも音源を拾えますが、その多くは数十秒程度の短い音声を何度もループさせたもの。こうした単調な音の繰り返しは、逆にストレスや覚醒につながってしまうこともあります。その点、このスピーカーは独自のアルゴリズムによって『常に新しいホワイトノイズ』を発生させるため、そうしたストレスを感じさせません。
また、直径53mm×高さ42mmの小型サイズなので、枕元に置いても邪魔にならない点もポイント。出張や旅行にも持っていけますし、Bluetoothスピーカーとしても使えるため、音楽を楽しむこともできます」
価格は要問合せ/Graspy International https://www.graspy.net/

フィットネスバンドの決定版! 眠りの質の詳細データが手に入る『Fitbit alta HR』


「心拍や歩数だけでなく、睡眠の状態も自動で計測してくれる定番フィットネスバンドの最新モデルです。旧モデルのFitbitにも睡眠トラック機能は搭載されていましたが、今回は新たに『Sleep Stages』と『Sleep Insights』という機能が追加されました。
まず、『Sleep Stages』では、『浅い睡眠』『深い睡眠』『レム睡眠』それぞれの時間をより正確に推測することが可能になっています。ある程度のデータがストックされると、『Sleep Insights』がそれを分析。より質の高い睡眠を得るための方法を導き出し、アプリ上でアドバイスしてくれるんです。
なお、フィットビットは長年フィットネスバンドを販売しているだけあって、カラーバリエーションも豊富。自分の好みに合ったバンドが選べるのも魅力ですね」
1万9800円/Fitbit https://www.fitbit.com/jp/altahr

繰り返し使えて経済的。『USBホットアイマスク』で睡眠前にリラックス


「就寝前に目を温めると副交感神経が刺激され、リラックスして眠りにつくことができるといわれています。ドラッグストアなどで売られているホットアイマスクは使い捨てですが、こちらはUSBから電源をとることで何度も使えます。PCやモバイルバッテリーにつなげば簡単に充電できるので、就寝前だけでなく、パソコン仕事などで酷使した目を労わるのにもいいかもしれません」
価格は要問合せ/rock space https://store.shopping.yahoo.co.jp/fujitvlab-selection/roothe-whemwarm.html ※販売サイト
いまやテクノロジーで快眠が手に入る時代に突入。ウェアラブルから置き型まで、ライフスタイルやお悩みに合わせて、選択肢はさまざまあるようです。「どうしても眠れない」というなら、試してみるのもアリかもしれませんよ?
取材・文=末吉陽子/やじろべえ
傍島 康雄(SOBAJIMA YASUO)
スマートフォン前夜のWindows Mobile、PalmOSの頃にアプリに情熱を傾け、Compaq iPAQ Pocket PC H3600 や hp jornada 700 シリーズにソフトウェアのライセンス実績を持つ。パソコンやモバイルガジェット、バッグ、生活がちょっと便利になる品などが大好きで、それらをネタにして、ライフハッカーや技術評論社、All Aboutに寄稿している。
http://yasuos.com/blog/


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